肩甲下筋
▽筋肉名
肩甲下筋
▽起始停止
肩甲下窩~上腕骨小結節(下位肩甲下神経C5、C6)
▽作用
・上腕骨頭の内旋 ・上腕骨の前方変位を防止
この筋肉は大胸筋に次いで肩関節の外旋制限の制限因子になるので、これにより胸をひらくような動作がうまくできなくなってしまいます。
つまり、肩甲下筋の拘縮はいわゆる巻き肩(肩関節の内旋)を招き、姿勢が悪くなってしまうことがあるということです。
▽ストレッチの方法
・机やアームレストに片方の手を乗せます(肩90°肘90°曲げる程度)。
そして、ゆっくりと上体を前に倒します。
左右を変えて、同様に行いましょう。
・うつ伏せになり、両手を額の下に置きます。
右肘を曲げたまま、指先が天井に向かうように手を起こします。
これ以上動かない限界の位置で止めてストレッチします。
左右の手を変えて同様に行いましょう。
▽運動方法
・チューブの端を持ち、肘を90度に曲げ、チューブが伸びていると感じるところまで離れ真っ直 ぐ立ちます。チューブが地面と水平になっていればOK
チューブが斜めになっている場合は固定位置を調整しましょう
肘が身体から離れないように意識して、前腕(肘から手の部分)を内に閉じます。
閉じる動作の際は手首を曲げたりせずに真っ直ぐに
前腕が身体に触れるところまで閉じ、閉じた後はチューブが緩まないところまで開きます。
これを3秒かけて閉じ、3秒かけて開くを繰り返していきます
横向きに寝て下の手でダンベルを持ちます
背筋を伸ばして肘を90度にしたら、肩、腕は動かないように気をつけてダンベルを体の方向にゆっくりと近づけ、その後ゆっくりと元に戻す
手首が曲がらないように注意する
▽マッサージの方法
仰向けになってもらい肩を外転させ肩甲下筋にアプローチします
そのまま内旋を加えていくとより刺激することができます