座ると足がしびれる(坐骨神経痛)
ご相談いただいた症状
・デスクワークや車の運転などで、椅子に15分以上座っていると、右のお尻から太ももの裏側、ふくらはぎにかけてジワジワと強い痛みとしびれ(坐骨神経痛)が走る
・お尻の下にクッションを敷いても、お尻の奥がズキズキと痛んで座っていられなくなる
・立ち上がって少し歩いたり、前屈みをしたりすると一時的に楽になるが、座るとまたすぐに症状がぶり返す
・病院でリハビリを受けたり、痛み止め(リリカやロキソニンなど)を飲んだりしていたが、座ったときの鋭い痛みがすっきり抜けない
原因
座っているときに強くなる坐骨神経痛は、骨盤のゆがみによってお尻の深層筋肉が過剰に引き伸ばされ、椅子の面と骨の間に挟まれることで神経や血管が強く圧迫されることが主な原因です。
今回の患者さんは
長時間の座り姿勢による、骨盤の後傾(骨盤が後ろに寝てしまう状態)
お尻の奥で坐骨神経をまたぐように位置する梨状筋(りじょうきん)の極端な過緊張と硬化
太ももの裏側の筋肉(ハムストリングス)の柔軟性低下による、坐骨周辺へのストレス過多
がみられ、座る姿勢によって体重がお尻の硬い筋肉に直接かかることで坐骨神経を強く締め付け、右足への激しい痛みとしびれを引き起こしている状態と考えられました。
治療内容
坐骨神経への圧迫を段階的に取り除き、座っても負担のかからない骨盤の状態を作るため、週1回のペースで約3か月間の計画的な施術を行いました。
◇初期(1か月目/筋肉の緊張緩和と除圧)
まずは座ったときの激しい痛みを和らげるため、神経を圧迫している原因を徹底的に緩めました。
坐骨神経を挟み込んでいるお尻の深層筋肉(梨状筋など)への、的確な深層マッサージ
硬化して骨盤を後ろに引っ張っている太もも裏(ハムストリングス)の筋膜リリース
を中心に施術。1か月が経過する頃には、椅子に座ってからしびれが出るまでの時間が徐々に伸びていきました。
◇中期(2か月目/骨盤のゆがみ調整と姿勢改善)
お尻の奥の強い硬さが抜けてきたため、座り姿勢の土台を整えるアプローチへ移行。
座ったときに体重が正しく分散するよう、骨盤のねじれや傾きを整える骨格調整
股関節の可動域を広げ、お尻への負担を減らす連動性リハビリ
を継続。2か月目が終わる頃には、仕事中に「座っていられないほどの激痛」を感じることはほぼなくなりました。
◇後期(3か月目/状態の定着とセルフケアの自立)
日常生活や仕事で長時間座っても、右足への痛み・しびれが全く出ない状態を安定させました。
良い骨盤の位置をキープするための、体幹(インナーマッスル)への軽い刺激
仕事の合間にできるセルフストレッチの精度向上
3か月が経過した段階で、長時間のデスクワークや運転を普段通り行っても症状は完全に消失し、安心して仕事に集中できるようになりました。
治療回数/期間
治療回数: 12回
期間: 3か月(週1回の計画的な通院)
結果と予防
座るたびにつらかった右坐骨神経痛の症状は根本から改善し、薬に頼ることなくデスクワークをこなせる健康な状態を取り戻しました。
再発予防として
お尻の深層筋(梨状筋)をピンポイントで伸ばす座ったままストレッチ
骨盤を後ろに寝かせないよう、坐骨(お尻の骨)で椅子に立つように座る正しい姿勢指導
1時間に一度は立ち上がり、腰と股関節を軽く動かすリセット習慣
をお伝えし、現在も再発なく快適に過ごされています。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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