左足関節捻挫(前距腓靭帯損傷)


ご相談いただいた症状
運動中に足をひねり、足首の外側(外くるぶしの周囲)に痛みと腫れが出現。
荷重をかけると痛みが強く、歩行が困難になった。
患部を押さえると痛みが強く、内出血(青あざ)もみられた。
試合後、足が腫れて靴が履きにくくなった。
原因
足関節捻挫は、足首を内側にひねる(内反捻挫)ことで、外側の靭帯が伸ばされたり部分的に損傷するケガです。
特にスポーツ中(ジャンプの着地・切り返し・接触プレーなど)に多く、以下のような特徴があります。
外側の靭帯(前距腓靱帯・踵腓靱帯など)が主に損傷される。
足関節の可動域が不安定になり、再発のリスクも高くなる。
不適切な処置や早期復帰は、慢性捻挫や靭帯のゆるみにつながる恐れがある。
今回のケースでは、部活動中のプレーでジャンプ着地時に足首を内側にひねり、前距腓靱帯に損傷が生じた。
治療内容
【急性期対応(受傷から48〜72時間)】
アイシングと圧迫固定(RICE処置)を中心に対応。
歩行困難だったため、足首に荷重がかからないよう注意し、テーピングと包帯による安定を図りました。
腫れと炎症が落ち着くまで、無理なマッサージやストレッチは控え、患部の安静を優先。
【回復期(受傷3日目以降)】
腫れ・熱感が落ち着いた段階で、**足関節周囲の軽いモビリゼーション(可動域訓練)**を開始。
ふくらはぎ・足裏・足の甲の筋肉にアプローチし、足関節への負担を軽減。
再発予防のために**足首の安定性トレーニング(バランス訓練)も導入。
治療回数/期間
治療期間:約2〜3週間(軽度〜中等度の場合)
治療回数:4回
回復の経過
1回目:腫れが強く、アイシングとテーピングで保護。
2回目:腫れが引き始め、歩行時の痛みも軽減。軽い可動域訓練を開始。
3回目:片足立ちが可能に。バランストレーニングとセルフケアを継続。
4回目:ジョギングやステップ動作の再開。競技復帰の最終調整へ。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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