【TFCC損傷】手首の小指側が痛む30代男性の改善例
ご相談いただいた症状
・ベンチプレスでバーベルを押し込む際や、ドアノブを外側にひねる動作で手首の小指側にズキッと痛みが走る
・手首を小指側に倒しながらひねると関節の奥で「ピキッ」と嫌な痛みが走る(TFCC誘発テスト陽性)
・重い荷物を持つ、ペットボトルのフタを開けるなどの日常生活動作で力が入らない
原因
手首の小指側にあるクッション組織(TFCC)に対し、高重量の負荷と手首の過度な背屈・背旋(ひねり)が加わったことで関節ディスクおよび靭帯組織へ微細損傷が発生していました。
治療内容
◇初期(1〜2週間目/消炎・手関節保護期):
微細損傷を起こした小指側の軟骨構造への負担を減らすため、消炎超音波照射を実施。前腕の回旋を制限するテーピング固定を行い、関節内部の摩擦と牽引負荷を遮断しました。
◇中期(3〜4週間目/前腕橈尺関節・手根骨矯正期):
前腕の2本の骨(橈骨・尺骨)の位置関係のズレを徒手整復し、尺骨が小指側に突き出るストレス(尺骨突き上げ症候群様ストレス)を補正。手首の小指側にかかる構造的内圧を大幅に低減させました。
◇後期(5〜6週間目/前腕安定化・トレーニング復帰期):
手首を安定させる前腕深層筋(方形回内筋・尺側手根屈筋)のエクササイズを指導。バーベルの握り方(手首を寝かせないフォーム)の修正を行い、負荷に耐えうる手首の強度を取り戻しました。
治療回数/期間
治療回数: 6回
期間: 約1か月半
結果
ドアノブのひねりや日常での痛みが消え、手首をまっすぐ固定したフォームでベンチプレスなどのウエイトトレーニングへ完全復帰できました。
再発予防策
・トレーニング時のリストラップ適切な着用による手首過背屈の防護
・前腕(回内筋・回外筋)の疲労を溜め込まないストレッチ
・手首を寝かせずに前腕の骨へ直下に荷重を乗せるグリップフォームの継続
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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