長時間スマホを見ていると首から腕が痛くなった症例
ご相談いただいた症状
・数か月前から右首から肩、腕にかけて痛みや重だるさを感じるようになった。
・普段からスマホを見る時間が長く、特に夜は1時間以上続けて見ることが多い。
・スマホを見ながら下を向いていると徐々に症状が強くなる。
・最初は首や肩のこりだけだったが、最近は右腕まで重だるく感じるようになった。
・姿勢を戻して身体を動かすと少し楽になる。
・仕事でもパソコンを使う時間が長い。
・休日にスマホを見る時間が長かった翌日は首肩の疲労感が強い。
・症状が続いているため来院された。
原因
スマホを見ていると首や腕が痛くなる原因とは?
スマートフォンを見る際には、画面を見るために頭が前へ出たり、長時間下を向いた姿勢になったりしやすくなります。
このような姿勢が長く続くと、首や肩周囲の筋肉に負担がかかりやすくなります。
さらに、
・仕事でのパソコン作業
・長時間同じ姿勢でいる
・肩甲骨を動かす機会が少ない
・胸部周囲の硬さ
・運動不足
などが重なることで、首だけではなく肩や腕にまで痛みや重だるさを感じることがあります。
今回の患者さんの身体を確認すると、
・首から右肩にかけて強い筋緊張
・右肩甲骨周囲の硬さ
・胸部周囲の緊張
・胸椎の動きの硬さ
・長時間下を向くことで症状が強くなる
といった特徴がみられました。
また、普段スマホを見る姿勢を確認すると、頭が前へ出て背中が丸くなり、肩も前方へ入った状態になっていました。
そのため今回は、痛みを感じている首や腕だけではなく、胸部・肩甲骨・胸椎なども含めて身体の状態を整える必要があると考えました。
治療内容
1回目
初回来院時は右首から肩にかけての緊張が強く、長時間下を向いた姿勢をとると右腕まで重だるさが出る状態でした。
身体の状態を確認しながら、
・首肩周囲
・肩甲骨周囲
・背部
・前腕
を中心に鍼治療を行いました。
その後、胸部や肩甲骨周囲、胸椎に対して手技療法を行いました。
施術後に首を動かしてもらうと、首肩の重さが軽減し、動かしやすくなっていました。
ただし、普段からスマホやパソコンを使用する時間が長いため、症状が軽減してもすぐに長時間同じ姿勢を続けないようお伝えしました。
2回目
1週間後に来院。
初回施術後は数日間、首から腕にかけての症状が軽く感じられたとのことでした。
仕事中の首肩の疲労感は残っていましたが、スマホを見ている時に右腕まで重だるくなる頻度は減っていました。
一方で、休日に長時間スマホを見た後には再び症状が出ていました。
引き続き鍼治療と手技療法を行い、特に胸部と肩甲骨周囲の動きを確認しながら施術しました。
3回目
首肩の痛みはかなり軽減していました。
スマホを使用していても以前ほど早く症状が出ることはなくなり、右腕の重だるさもほとんど感じなくなっていました。
ただし、仕事でパソコンを長時間使用した後には首肩の張りが残っていました。
この頃から、
・スマホを目線に近い高さで見る
・長時間続けて下を向かない
・仕事の合間に肩甲骨を動かす
・同じ姿勢を続ける時間を減らす
ことも意識してもらいました。
4回目
初回来院から約1か月後。
日常生活では右腕の痛みや重だるさを感じることはほとんどなくなっていました。
仕事でパソコンを使用した後には首肩の疲労感が出ることはありましたが、以前のように腕まで症状が広がることはありませんでした。
スマホを長時間使用した際にも強い症状は出ていませんでした。
首の動きや肩甲骨周囲の状態も確認し、日常生活で支障がないことから、4回目で今回の定期的な施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:4回
治療期間:約1か月
今回の経過は、
スマホを長時間見ると首肩が痛む
↓
徐々に右腕まで重だるくなる
↓
鍼灸+胸部・肩甲骨・胸椎への手技療法
↓
1回目:首肩の重さが軽減
↓
2回目:腕まで症状が出る頻度が減少
↓
3回目:右腕の重だるさはほぼ改善
↓
4回目:日常生活で腕の症状なし
↓
定期的な施術を終了
となりました。
結果と予防
今回の患者さんは、スマホを長時間使用して下を向いていると、右首から肩、腕にかけて痛みや重だるさが出ていました。
4回の施術によって、
・首から肩にかけての痛み
・右腕の重だるさ
・肩甲骨周囲の硬さ
・胸部周囲の緊張
・長時間スマホを使用した際の症状
が軽減し、日常生活では腕の症状をほとんど感じない状態になりました。
今回の症例では、首だけを施術するのではなく、スマホを見ている時の姿勢を確認し、胸部・肩甲骨・胸椎など首以外の部分にも施術を行ったことがポイントでした。
また、スマホやパソコンを完全に使用しない生活は現実的ではないため、使用を禁止するのではなく、症状が出にくい使い方や同じ姿勢を続けない工夫を取り入れてもらいました。
再発予防として、
・スマホをできるだけ目線に近い高さで見る
・長時間連続して下を向かない
・仕事中も定期的に姿勢を変える
・肩甲骨や胸部を動かす
・症状が出たら一度スマホから目を離して身体を動かす
ことをお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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