シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)


ご相談いただいた症状
・すねの内側(脛骨の内側)が運動後にズキズキと痛む。
・走ったりジャンプした後に痛みが強く、運動中も違和感が出てくるようになった。
原因
今回はシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)が原因で痛みが出ていました。
シンスプリントとは、脛骨(すねの骨)に沿って走る筋肉(後脛骨筋・長趾屈筋・ヒラメ筋など)に過剰な負担がかかり、骨膜が炎症を起こすことで痛みが出ます。
今回の方は陸上競技をされている高校生の方で、特に長距離走の練習量が増えていたタイミングでした。
走行距離の増加や地面からの衝撃の繰り返しが原因で、筋肉と骨の付着部にストレスが集中し、痛みが生じていました。
治療内容
後脛骨筋やヒラメ筋、長趾屈筋など、脛骨に付着する筋肉の緊張を取るためのマッサージを行いました。
また、足底やふくらはぎ全体の筋膜リリースも併せて行い、全体の柔軟性を高めることで患部への負担を減らしました。
初回は圧痛が強く、直接患部を強く刺激するのは避け、まずは周囲から緊張を緩めるようにアプローチしました。
治療回数/期間
治療期間は2週間
治療回数は3回
1回目の施術後は痛みの軽減がみられましたが、走行時の違和感はまだ残っていました。
2回目には圧痛がやや軽減し、日常生活での痛みはほぼ消失。
3回目の時点では、軽いジョギングを再開しても問題が出ず、練習に戻る準備が整った状態になりました。
今回はオーバーユース(使いすぎ)が原因で、筋肉の柔軟性と回復が追いついていなかったため、マッサージと休息を組み合わせることで痛みは早期に改善しました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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