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子どもを自転車に乗せる時に肩甲骨の内側が痛くなった症例

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子どもを自転車に乗せる時に肩甲骨の内側が痛くなった症例

ご相談いただいた症状

・小さなお子さんを育てている30代女性。
・2週間ほど前から右肩甲骨の内側に痛みを感じるようになった。
・特に子どもを持ち上げて、自転車のチャイルドシートへ乗せる時に痛みが出る。
・身体の近くで普通に抱っこしている時は軽い張りを感じる程度。
・子どもを抱えたまま腕を前へ伸ばすと右肩甲骨の内側に痛みが走る。
・自転車から子どもを降ろす時にも同じ場所が痛む。
・何も持たずに腕を動かすだけではほとんど痛くない。
・首や腕へのしびれはない。
・子どもの送り迎えで毎日自転車を使うため、動作を繰り返しているうちに痛みが強くなり来院された。

原因

子どもを持ち上げる時に肩甲骨が痛くなるのはなぜ?
子どもを抱き上げる動作では、腕だけではなく肩や肩甲骨、背中など多くの筋肉を使います。

特にチャイルドシートへ乗せる際は、
・子どもを持ち上げる
・身体から少し離れた位置で支える
・腕を前へ伸ばす
・チャイルドシートの位置まで身体をひねる
といった動作が重なることがあります。

身体の近くで抱える場合と比べ、腕を伸ばした状態では肩や肩甲骨周囲にかかる負担も大きくなります。

今回の患者さんは、
・普通の抱っこでは強く痛まない
・チャイルドシートへ乗せる時に痛い
・子どもを身体から離して支えると痛い
・腕だけを動かしてもほとんど痛くない
・毎日同じ動作を繰り返している
という特徴がありました。

身体の状態を確認すると、
・右肩甲骨内側の筋緊張
・肩甲骨周囲の圧痛
・胸郭周囲の動きの硬さ
・右肩甲骨の動きの左右差
・首肩周囲の緊張
がみられました。

また、腕を前へ伸ばした状態で抵抗を加えると、右肩甲骨内側に普段と似た症状が再現されました。
今回は単純な「肩こり」ではなく、子どもの体重を支えながら腕を伸ばす動作によって、肩甲骨周囲へ繰り返し負担がかかっている可能性を考えて施術を行いました。

治療内容

1回目
初回来院時、何も持たずに腕を上げたり前へ伸ばしたりする動作では、強い痛みはありませんでした。
一方、腕を前へ伸ばした状態で力を入れてもらうと、右肩甲骨の内側に痛みが出ました。

また、右肩甲骨周囲から背中にかけて強い筋緊張がみられました。

今回は、
・肩甲骨周囲
・背中
・首肩周囲
・胸郭周囲
を中心に手技療法を行いました。
施術後は腕を前へ伸ばして力を入れた際の痛みが軽減しました。
ただし、毎日の送り迎えでチャイルドシートを使用する必要があるため、子どもを乗せる動作自体を禁止するのではなく、できるだけ身体の近くで抱えてからシートへ乗せるようお伝えしました。

2回目
初回から5日後に来院
子どもを自転車へ乗せる時の痛みは残っていましたが、以前のように鋭く痛むことは減っていました。
特に、身体から離れた位置で子どもを支えた時にはまだ痛みがありましたが、身体の近くで抱えて乗せると症状はかなり軽くなっていました。
自転車から降ろす際の痛みも以前より軽減していました。
右肩甲骨内側にはまだ筋緊張が残っていたため、肩甲骨だけでなく胸郭や首肩周囲も含めて手技療法を行いました。
症状が改善してきていたため、次回は少し間隔を空けて経過を確認することにしました。

3回目
2回目から約2週間後に来院。
毎日子どもの送り迎えで自転車を使用していましたが、チャイルドシートへ乗せる時の強い痛みは出ていませんでした。
急いで腕を伸ばした状態で子どもを持ち上げると軽い張りを感じることはありましたが、以前のような肩甲骨内側の痛みはありませんでした。
普通の抱っこや自転車から子どもを降ろす動作も問題なく行えていました。
肩甲骨周囲の動きと筋緊張を確認しても初回より改善しており、2週間間隔を空けても症状が戻っていなかったため、3回目で定期的な施術を終了しました。

治療回数/期間

治療回数:3回
治療期間:約3週間
通院頻度:初回から5日後に2回目、その約2週間後に3回目

今回の経過は、
子どもをチャイルドシートへ乗せる時に右肩甲骨内側が痛い
↓
普通の抱っこでは軽い張り程度
↓
腕を伸ばして子どもの体重を支えると痛みが再現
↓
肩甲骨・背中・首肩・胸郭周囲への手技療法
↓
2回目:鋭い痛みが減少
↓
身体の近くで抱えて乗せるよう動作を調整
↓
約2週間間隔を空けて経過確認
↓
3回目:毎日自転車を使用しても強い痛みなし
↓
定期的な施術を終了
となりました。

結果と予防
今回の患者さんは、普通に抱っこしている時ではなく、子どもを身体から離してチャイルドシートへ乗せる瞬間に右肩甲骨の内側が痛むことが特徴でした。
子育てでは抱っこや送り迎えを完全に休むことが難しいため、生活動作を続けながら身体への負担を減らすことを目指しました。

3回の施術によって、
・チャイルドシートへ乗せる時の痛みが軽減
・子どもを降ろす時の痛みが軽減
・肩甲骨周囲の筋緊張が軽減
・腕を伸ばして力を入れた時の痛みが改善
・普通の抱っこを問題なく行える

といった変化がみられました。
また、再発予防として、
・子どもをできるだけ身体の近くで持ち上げる
・腕を伸ばした状態で長く支えない
・腕だけで持ち上げず身体全体を近づける
・左右どちらか一方だけで抱っこし続けない
・首肩や肩甲骨周囲を適度に動かす
ことをお伝えしました。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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