【あばらの痛み】転倒後の激痛を超音波治療で改善した例
ご相談いただいた症状
自宅や外出先で足を滑らせて転倒し、胸・側腹部(あばら周り)を強く打ち付けてしまった
深呼吸や咳・くしゃみをするだけであばらに激痛が走り、体を捻る・起き上がる・寝返りを打つといった日常の何気ない動作が非常につらい状態
整形外科で検査を受けて骨に大きな異常はない(または不全骨折・軟骨損傷・肋間筋損傷)と言われたが、痛みが引かず日常生活に支障をきたしていた
「少しでも早くこの激痛を和らげたい」「いつまで痛みが続くのか不安」と当院へご相談いただいた
原因
転倒時の強い衝撃であばら(肋骨)周辺を強打すると、骨の表面を覆う骨膜や、骨同士をつなぐ軟骨、肋骨の間を通る筋肉(肋間筋)が微細に損傷し、強い炎症と痛みを引き起こします。
今回の患者さん(50代女性)の場合
打撲・牽引の衝撃によるあばら周辺組織(骨膜・軟骨・筋肉)の炎症と微細損傷
痛みから体を守ろうとして無意識に身体を固めてしまい、背中や胸郭(肋骨全体)の筋肉が強力に緊張して呼吸を浅くしていたこと
胸周りが固まることで、呼吸のたびにあばらの傷ついた部位へ余計な引っ張りストレスがかかり、痛みが長引く悪循環に陥っていたこと
がみられ、傷ついた組織の修復を物理的に促進させるアプローチと、あばらに負担をかけずに呼吸・可動ができる状態作りが必要と考えられました。
治療内容
傷ついた組織の組織修復を短期間で促し、痛みを安全に抑えるため、「超音波治療(音波治療)」と「胸郭・背部のソフトな手技調整」を実施しました。
初期(1〜2週間目/消炎・組織修復の促進と痛みの沈静化)
まずは痛みで動かせない患部に対し、超音波治療を用いて組織の回復を急速に促しました。
超音波治療(音波治療): 微細な音波振動を皮膚の上から与えることで、手技では届かない深部のあばら(肋骨膜・軟骨・肋間筋)の細胞を刺激し、組織の修復速度を大幅に向上。痛みを抑え炎症を早期鎮静
周囲の緊張緩和: 患部には直接強い刺激を与えず、かばって固まった背中・肩・お腹周りの筋肉を優しく解きほぐす施術
を中心にアプローチ。2週間が経過する頃には、深呼吸や寝返り時の激痛が和らぎ、動きやすさを実感していただけました。
中期(3〜4週間目/胸郭可動域の回復と日常動作の改善)
痛みが落ち着いてきた段階で、固まった胸郭(肋骨全体)の動きを滑らかにするアプローチへ。
継続的な超音波治療による組織の癒着(固まり)予防と血流促進
背骨や肋骨の関節を優しく動かし、体を捻る・かがむ動作でのあばらへの集中ストレスを分散
を実施。4週間目を迎える頃には、咳やくしゃみをしても強い痛みが走らなくなり、日常生活がスムーズに行えるようになりました。
後期(5週間目以降/可動域の完全回復と姿勢定着)
あばら周辺の柔軟性を取り戻し、以前と変わらない体を取り戻しました。
胸を広げる優しいストレッチ指導と、転倒を防ぐための重心バランスの確認
を行い、痛みを引きずることなく安心して毎日を過ごせる状態まで回復しました。
治療回数/期間
治療回数: 6〜8回
期間: 約1か月
結果と予防
転倒によるあばらの激痛に悩んでいた50代女性の患者さんでしたが、超音波治療による早期の組織修復と胸郭のバランス調整により、痛みが速やかに解消され、快適に日常動作を行えるようになりました。
再発予防(転倒防止とコンディショニング)として
無理のない範囲で行う、胸郭と背中をほぐす深呼吸ストレッチ、足元のつまづきを防ぐための下半身のコンディショニングをお伝えし、現在は安心して元の生活を送られています。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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