生理前のイライラと身体のだるさに悩んでいたPMS
ご相談いただいた症状
・生理の1週間ほど前になると身体が重くだるくなる。
・普段なら気にならないようなことでイライラしやすくなる。
・仕事中も集中しにくく、気分が落ち込みやすい時がある。
・生理前は眠気も強く、仕事が終わる頃にはかなり疲れている。
・生理が始まると症状は徐々に軽くなっていく。
・毎月同じような症状を繰り返していることが気になっていた。
・少しでも生理前を楽に過ごしたいとのことで鍼灸治療を希望され来院された。
原因
PMS(月経前症候群)とは?
PMS(月経前症候群)は、月経前に現れる身体的・精神的な不調のことで、月経が始まると症状が軽くなったり消失したりすることが特徴です。
症状には個人差があり、
・イライラ
・気分の落ち込み
・集中力の低下
・眠気
・身体のだるさ
・頭痛
・むくみ
・乳房の張り
など、さまざまな症状がみられます。
今回の患者さんも、普段から常に症状があるわけではなく、生理の約1週間前からイライラや身体のだるさが強くなり、生理が始まると徐々に楽になるという周期的な変化がみられました。
身体の状態を確認すると、
・首や肩の緊張が強い
・仕事による疲労が溜まっている
・睡眠を取っても生理前は疲労感が抜けにくい
・手足の冷えを感じることがある
・生理前に症状が集中している
といった特徴がありました。
PMSは一度の施術だけで判断するのではなく、月経周期ごとに症状がどのように変化するのかを確認することが重要と考え、数か月かけて経過を追うことにしました。
治療内容
初回
初回来院時には、生理前になるとイライラや身体のだるさが強くなり、毎月同じような状態を繰り返しているとのことでした。
特に仕事が忙しい時期と生理前が重なると、身体的な疲労だけでなく精神的にも余裕がなくなりやすい状態でした。
今回は症状だけでなく、
・月経周期
・生理前に症状が始まるタイミング
・睡眠状態
・仕事による疲労
・冷え
・首肩など身体の緊張
についても確認しました。
そのうえで身体の状態に合わせて、手足や腹部などを中心に鍼灸治療を行いました。
PMSの場合は1回の施術後だけで評価するのではなく、次の生理前に症状がどう変化するかを確認しながら治療を進めることにしました。
1か月目
鍼灸治療を続けながら、最初の月経周期を確認しました。
生理前になると以前と同じように身体のだるさやイライラは出ましたが、患者さんからは**「いつもより少し楽だった」**とのお話がありました。
症状自体がなくなったわけではありませんでしたが、以前よりも強くイライラする時間が少なく、身体のだるさについても少し軽減していました。
そのため治療内容を大きく変更せず、身体の状態を確認しながら鍼灸治療を継続しました。
2か月目
2回目の月経周期では、生理前の症状は引き続きみられました。
しかし初回来院時と比較すると、
・イライラする頻度が減った
・身体のだるさが以前ほど強くない
・仕事中の集中力が落ちる日が少なくなった
・生理前でも比較的普段通り過ごせる日が増えた
という変化がみられました。
一方で、仕事が忙しく疲労が強い時には症状が出やすく、体調によって波がある状態でした。
PMSは毎月まったく同じ状態になるとは限らないため、「症状が出たかどうか」だけではなく、症状の強さや日常生活への影響がどう変化しているかを確認しながら治療を継続しました。
2〜3か月経過した現在
現在も鍼灸治療を継続しています。
生理前に多少のイライラや身体のだるさを感じることはありますが、初回来院時と比較すると症状は軽くなっています。
特に、以前は生理前になると仕事中にも症状が気になることが多かったのに対し、現在は**「生理前でも比較的普段通り過ごせる月が増えてきた」**とのことでした。
ただし、まだ月によって症状の強さに差があります。
そのため現時点では治療終了とはせず、今後も月経周期ごとの変化を確認しながら鍼灸治療を継続していく予定です。
治療回数/期間
治療期間:現在約2〜3か月
現在も経過観察をしながら鍼灸治療を継続中
今回の経過は、
生理1週間ほど前からイライラ・身体のだるさ
↓
月経周期を確認しながら鍼灸治療を開始
↓
1か月目:症状はあるものの以前より少し楽に
↓
2か月目:イライラやだるさの強い日が減少
↓
2〜3か月:生理前でも普段通り過ごせる日が増える
↓
月によって症状に波があるため現在も経過観察中
となっています。
結果と今後
今回の患者さんは、生理の約1週間前になるとイライラや身体のだるさが強くなり、生理が始まると症状が軽減するという状態を毎月繰り返していました。
鍼灸治療を開始してから約2〜3か月が経過し、
・生理前のイライラが以前より軽くなった
・身体のだるさが強い日が減った
・仕事中に症状が気になることが少なくなった
・生理前でも普段通り過ごせる日が増えた
といった変化がみられています。
ただし、PMSの症状には月ごとの波があり、仕事の忙しさや睡眠、疲労などによっても体調が変化します。
そのため、今回の症例では「症状がなくなったから終了」とするのではなく、複数回の月経周期を通して症状の変化を確認することを大切にしています。
日常生活では、
・睡眠時間をできるだけ確保する
・疲労を溜め込みすぎない
・適度に身体を動かす
・生理前は無理に予定を詰め込みすぎない
・毎月どのタイミングで症状が出るか記録する
こともお伝えしています。
今後も月経周期と体調の変化を確認しながら、その時の身体の状態に合わせて鍼灸治療を継続していきます。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
「こんな症状でも診てもらえますか?」と
お気軽にお問合せください。