マウス操作で手首の小指側が痛くなる症例
ご相談いただいた症状
・パソコン作業中、右手首の小指側に痛みが出る。
・マウス操作を長時間続けると痛みが強くなる。
・椅子から立ち上がる際、右手をつくと痛む。
・ペットボトルのふたを開ける動作でも違和感がある。
・朝は痛みが少ないが、仕事が終わる頃には強くなる。
・休日はパソコンを使う時間が短いため、症状が軽い。
約1か月前から右手首の痛みが続いており、仕事中のマウス操作に支障が出てきたため来院されました。
原因
手首の小指側には、手首の安定性に関わる三角線維軟骨複合体(TFCC)や、手首を動かす腱などがあります。
マウス操作による同じ姿勢の継続や、手首をひねる動作、手をついて体重をかける動作などで、これらの組織に負担がかかる場合があります。
今回の患者様は、身体の状態を確認すると、
・右手首の小指側に圧痛がある。
・手首を小指側に倒すと痛みが出る。
・手首をひねる動作で違和感がある。
・前腕の筋肉に緊張がみられる。
・マウス操作中に手首が小指側へ傾きやすい。
といった特徴がありました。
TFCCを含む手首の小指側の組織に負担がかかっている可能性を考えましたが、施術所で確定診断はできないため、症状の経過を確認しながら対応しました。
治療内容
今回は右手首の小指側にかかる負担を減らし、前腕から手首周囲の筋緊張を軽減することを目的に施術を行いました。
痛みのある部位の状態を確認しながら超音波施術を行い、前腕の筋肉に対して手技療法を実施しました。
また、仕事中のマウス操作では手首を大きく曲げず、前腕を机で支えることや、手をついて立ち上がる動作を一時的に避けることをお伝えしました。
1〜2回目
初回施術後は手首周囲の張りが軽減しました。
2回目の来院時には、マウス操作中の痛みが少し軽くなっていましたが、長時間作業すると小指側に痛みが残っていました。
椅子から立ち上がる際に手をつく動作では、引き続き痛みがみられました。
3〜4回目
仕事中のマウス操作で痛みを感じる時間が短くなり、夕方の痛みも軽減していました。
ペットボトルのふたを開ける動作では違和感が残るものの、日常生活で痛みを意識する場面が減っていました。
手をつく動作では軽い痛みがあったため、無理に体重をかけないよう注意しながら経過を確認しました。
5回目
約7週間後には、通常のマウス操作で痛みを感じることがほとんどなくなりました。
椅子から立ち上がる際に手をついても強い痛みは出なくなり、仕事への支障も少なくなっていました。
長時間の作業後に軽い違和感が出ることはありましたが、症状が安定していたため、5回目で定期的な施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:5回
治療期間:約7週間
通院頻度:初期は週1回、その後は約2週間に1回
結果と予防
約7週間・5回の施術後、マウス操作中の右手首の痛みが軽減し、仕事を続けやすくなりました。
手をついて立ち上がる動作でも強い痛みが出なくなり、日常生活への支障が少なくなりました。
再発予防として、
・マウス操作中は手首を大きく曲げない。
・前腕を机で支え、手首への負担を減らす。
・長時間作業する際は適度に休憩を入れる。
・痛みがあるときは手をついて体重をかける動作を控える。
ことをお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
「こんな症状でも診てもらえますか?」と
お気軽にお問合せください。