朝、洗面台で顔を洗うと腰が痛む症例
ご相談いただいた症状
・朝、洗面台で顔を洗うために前かがみになると腰が痛む。
・前かがみの姿勢から身体を起こす瞬間に痛みが強くなる。
・朝起きてすぐは腰がこわばる感じがある。
・洗顔後、しばらく動いていると腰の痛みが軽くなる。
・日中は比較的楽に過ごせるが、長時間座った後にも違和感が出る。
・脚のしびれや強い痛みは感じていない。
約3週間前から、朝の洗顔時に腰の中央へ痛みを感じるようになった50代女性の患者様です。
特に洗面台で前かがみになった後、身体を起こす際に痛みが強く、朝の身支度が負担になっていました。
日中は身体を動かすうちに症状が軽くなるものの、毎朝同じ動作で痛みが出るため来院されました。
原因
洗面台で顔を洗う際には、腰を前に曲げた姿勢を一定時間保つことになります。
この姿勢では腰部の筋肉や関節周囲の組織に負担がかかり、特に身体を起こす瞬間に痛みが出る場合があります。
今回の患者様は、身体の状態を確認すると、
・腰を前に曲げた状態から起こす際に痛みが出る。
・腰部から骨盤周囲の筋肉に緊張がみられる。
・朝の動き始めに腰のこわばりが強い。
・股関節を曲げる動作が小さく、腰を中心に前かがみになる傾向がある。
・歩行などで身体を動かすと症状が軽くなる。
といった特徴がありました。
これらの所見から、朝の身体のこわばりに加え、前かがみ姿勢で腰に負担が集中する動作の癖が症状に関係している可能性を考えました。
ただし、腰痛には椎間板や腰椎の関節などが関係する場合もあるため、筋肉だけが原因と断定せずに対応しました。
治療内容
今回は朝の洗顔時に生じる腰の痛みを軽減し、前かがみから身体を起こす動作を行いやすくすることを目的に施術を行いました。
手技療法では腰部から骨盤周囲の筋肉に対して、痛みの出ない範囲でアプローチしました。
また、股関節を使って身体を前に倒す動作を練習し、腰だけに負担が集中しないよう運動指導を行いました。
日常生活では、洗顔時に膝を軽く曲げることや、洗面台に手を添えて身体を支える方法をお伝えしました。
1回目
初回施術後は腰の張りが軽減し、前かがみから身体を起こす動作が少し行いやすくなりました。
ただし、翌朝の洗顔時にはまだ腰の痛みが残っており、朝のこわばりも感じていました。
2回目
約1週間後には、洗顔時の腰の痛みが以前より軽くなっていました。
膝を軽く曲げて洗顔することを意識した結果、身体を起こす際の痛みが少なくなったとのことでした。
一方で、急いで身体を起こすと腰に痛みが出ることがありました。
3回目
朝起きた際の腰のこわばりが軽減し、洗面台で前かがみになる動作も以前より楽に行えるようになっていました。
長時間座った後に立ち上がる際の違和感も少なくなり、日常生活で腰を気にする場面が減っていました。
4回目
約4週間後には、朝の洗顔時に腰の痛みを感じることがほとんどなくなっていました。
前かがみから身体を起こす動作もスムーズになり、朝の身支度を負担なく行えるようになりました。
腰に軽い張りを感じる日はありましたが、日常生活への支障が少なくなったため、4回目で定期的な施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:4回
治療期間:約4週間
通院頻度:週1回
結果と予防
約4週間・4回の施術期間を通して、朝の洗顔時に生じていた腰の痛みが軽減しました。
以前は前かがみから身体を起こす瞬間に痛みが出ていましたが、洗顔時の姿勢を工夫することで腰への負担が少なくなり、朝の身支度を行いやすくなりました。
再発予防として、
・洗顔時は膝を軽く曲げ、腰だけを深く曲げない。
・洗面台に手を添え、身体を支えながら前かがみになる。
・身体を起こす際は急に腰を伸ばさず、ゆっくり動く。
・長時間座り続けず、適度に立ち上がって身体を動かす。
・股関節を使った前かがみ動作を日常生活でも意識する。
ことをお伝えしました。
朝、洗面台で顔を洗うと腰が痛む場合、前かがみ姿勢による筋肉や関節への負担が関係していることがあります。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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