胸郭出口症候群による手のしびれ
ご相談いただいた症状
・長時間のパソコン作業をしていると、右手の指先にピリピリとしたしびれが出る
・右の肩から腕、手元にかけて全体がどんよりと重だるくなり、マウスを握るのがつらい
・腕を上にだらんと下げているときや、キーボードを叩く姿勢を続けていると特に症状が強くなる
原因
胸郭出口症候群による手のしびれや腕のだるさは、首から胸にかけての筋肉が硬化し、その隙間を通る神経(腕神経叢)や血管が圧迫されることで起こります。
今回の患者さんは
・長時間のデスクワークによる「巻き肩」や「頭が前に出た(ストレートネック気味の)姿勢」
・首の横側にある斜角筋(しゃかくきん)や、胸の前側にある小胸筋(しょうきょうきん)の極端な過緊張
・不良姿勢に伴う鎖骨周辺(胸郭出口)の隙間の狭小化
がみられ、長時間のPC作業による筋肉の硬直が引き金となって神経と血管を圧迫し、右手へのしびれや腕全体の強いだるさを引き起こしている状態と考えられました。
治療内容
初回
首や肩の可動域、腕を上げたとき・引っ張ったときのしびれの増悪テストを慎重に行い、
神経の出口を圧迫している首の横側(斜角筋)の深層マッサージ
巻き肩の原因となっている胸の前側(小胸筋)の筋膜リリース
狭くなっている鎖骨まわりの隙間を広げるための肩甲骨・骨格調整
を中心に施術を行いました。施術直後、胸が自然と開くようになり、腕全体の張り感がふっと軽くなりました。
2〜3回目
パソコン作業を開始してもしびれが出るまでの時間が長くなり、仕事終わりの「腕を引きちぎりたくなるような重だるさ」が大幅に減少。
姿勢の維持が楽になってきたため、引き続き神経圧迫を緩める筋肉の調整と、正しい骨盤・背骨のバランスを定着させる施術を継続。
4〜5回目
長時間のデスクワークを行っても、右手へのしびれや腕のだるさがほぼ出なくなりました。
キーボードやマウスの操作もストレスなくスムーズに行えるようになり、仕事への集中力が戻りました。
治療回数/期間
療回数: 5回
治療期間: 約1か月(週1~2回)
結果と予防
胸郭出口症候群によるしびれとだるさは根本から改善し、長時間のデスクワークでも症状がぶり返さない安定した状態となりました。
再発予防として
・胸の前側(小胸筋)を広げて巻き肩を防ぐ壁ストレッチ
・首の横側(斜角筋)を優しく伸ばすストレッチ
パソコン作業時のディスプレイや椅子の高さ調節(肘が90度に保てる環境作り)
をお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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