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階段を下りる時に膝のお皿周りが痛む症例

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階段を下りる時に膝のお皿周りが痛む症例

ご相談いただいた症状

・40代女性。仕事では立ったり歩いたりする時間が比較的長い。
・1か月ほど前から右膝のお皿周りに痛みを感じるようになった。
・平地を普通に歩いている時にはほとんど痛くない。
・階段を上る時も大きな問題はない。
・特に痛いのが階段を下りる時。
・右脚で身体を支えながら一段下りる瞬間に膝前面が痛む。
・朝よりも仕事終わりの方が症状が出やすい。
・休日など歩く時間が少ない日は比較的楽。
・膝が大きく腫れたり、熱を持ったりすることはない。
・徐々に階段を下りることが不安になり、手すりを使うことが増えたため来院された。

原因

なぜ階段の「下り」で膝が痛くなるのか?
膝の痛みは、必ずしも歩行や階段の上り下りすべてで同じように出るとは限りません。
今回の患者さんのように、平地では問題ないのに階段を下りる時だけ痛むケースもあります。
階段を下りる際には、片脚で身体を支えながら膝を曲げ、身体が下へ落ちないようコントロールする必要があります。

そのため、
・太ももの筋肉
・股関節周囲
・膝関節
・膝蓋骨周囲
・足首
などが連動して働きます。

今回の患者さんは身体の状態を確認すると、
・右膝前面の圧痛
・右大腿前面の筋緊張
・股関節周囲の硬さ
・足首の動きの左右差
・片脚で膝を曲げた際の不安定さ
がみられました。

また、実際に段差を下りる動作を確認すると、右脚で身体を支えた際に膝が内側へ入りやすく、そのタイミングで普段と同じ膝前面の痛みが出ていました。
今回は膝だけではなく、股関節や足首、片脚で身体を支える時の動きも確認しながら施術を行いました。

治療内容

1回目
初回来院時は普通に歩くことはできましたが、院内の段差を使って下りる動作を確認すると右膝前面に痛みがありました。
特に右脚を軸にして左脚を一段下へ出す時に症状が強く出ていました。

右膝周囲へ超音波を行い、
・大腿前面
・大腿外側
・臀部
・股関節周囲
を中心に手技療法を行いました。

施術後は段差を下りた際の痛みが軽減しましたが、仕事では階段を使う機会が多いため、翌日以降の変化も確認することにしました。
また、痛みを確認するために何度も階段を上り下りすることは避けてもらいました。

2回目
初回から1週間後に来院。
平地歩行は変わらず問題なく、階段を下りる際の痛みも少し軽くなっていました。
以前は階段を下りるたびに右膝が気になっていましたが、この1週間は痛みを感じずに下りられることもあったとのことでした。
ただし、仕事終わりや荷物を持って階段を下りる時には痛みが残っていました。
超音波と手技療法を継続し、股関節周囲の動きも調整しました。
症状が改善してきていたため、次回は10日ほど間隔を空けることにしました。

3回目
2回目から10日後に来院。
普段の階段では、ほとんど痛みを感じなくなっていました。
仕事終わりに何度も階段を使用した日は膝前面に軽い違和感が出るものの、以前のような鋭い痛みはありませんでした。
また、手すりを使わなくても階段を下りられるようになっていました。
片脚で膝を曲げる動作を確認しても、初回より安定して行えるようになっていました。
症状がかなり落ち着いていたため、次回は2週間以上間隔を空け、通常の仕事を続けながら経過を見ることにしました。

4回目
3回目から約3週間後に来院。
その間も通常通り仕事を続け、階段も特に避けずに使用していました。
仕事終わりに階段を下りても右膝の痛みはなく、荷物を持っている時にも問題ありませんでした。
平地歩行、階段の上り下りともに症状はなく、片脚で膝を曲げる動作でも痛みは出ませんでした。
3週間施術間隔を空けても症状が戻らなかったため、4回目で定期的な施術を終了しました。

治療回数/期間

治療回数:4回
治療期間:約6週間
通院頻度:1週間後→10日後→約3週間後と症状の改善に合わせて間隔を調整

今回の経過は、
階段を下りる時に右膝前面が痛む
↓
平地歩行・階段を上る動作はほぼ問題なし
↓
超音波+手技療法を開始
↓
2回目:痛みなく階段を下りられる時が増える
↓
仕事終わり・荷物を持った時にはまだ痛みあり
↓
3回目:普段の階段ではほぼ痛みなし
↓
施術間隔を約3週間空けて経過確認
↓
4回目:仕事後や荷物を持った状態でも痛みなし
↓
定期的な施術を終了
となりました。

結果と予防
今回の患者さんは、膝が常に痛いわけではなく、階段を下りる時に右膝のお皿周りが痛むことが特徴でした。
約6週間・4回の施術で、
・階段を下りる時の膝痛が改善
・手すりを使わずに階段を下りられるようになった
・仕事終わりの階段でも痛みが出なくなった
・荷物を持った状態でも階段を下りられるようになった
・3週間施術間隔を空けても症状が戻らなかった
という変化がみられました。

再発予防として、
・長時間同じ姿勢を続けない
・太ももだけでなく股関節周囲も適度に動かす
・疲労が強い時に階段を急いで下りない
・膝だけで身体を支えず、股関節も使うことを意識する
・痛みが出た状態で階段の上り下りを繰り返さない
ことをお伝えしました。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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