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スパイクを打つときの方の痛み(腱板炎)

当院のコンセプト
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スパイクを打つときの方の痛み(腱板炎)

ご相談いただいた症状

・バレーボールの練習中、スパイクを打つために右腕を激しく振り下ろす瞬間に、肩の前側や奥にズキッと鋭い痛みが走る

・サーブを打つときにも同様に肩が引っかかるような痛みがある

・湿布を貼ったり、数日間練習を休むと少し楽になるが、部活に復帰して全力でスパイクを打つとすぐに痛みがぶり返してしまう

・痛みをかばって手首だけで打つようになり、スパイクの威力が落ちてしまっている

原因

肩のインナーマッスル(棘上筋や棘下筋などの腱)が、スパイクなどの過度な反復動作によって微細な損傷や炎症を起こす「腱板炎」というスポーツ障害でした。単なる使いすぎだけでなく、肩甲骨や胸郭(胸の骨格)が硬いために、腕を振る際に腱板へ過剰な引っ張りストレスや挟み込みが起きていることが根本的な原因です。

今回の患者さんは

・長時間の練習や疲労による「巻き肩(猫背)」姿勢

・肩甲骨の動きがロックされ、腕を上に挙げたときに肩の骨と腱板がぶつかりやすい(摩擦が起きやすい)状態

・腱板(特に棘上筋)が引き伸ばされたまま硬化し、スイング時の急激な収縮に耐えられなくなっている状態
がみられ、ただ休むだけでは「腱板にストレスがかかり続けるアライメント(骨の並び)」が改善されておらず、復帰してスパイクの強い衝撃が加わった際、再び腱板の微細損傷(炎症)をぶり返している状態と考えられました。

治療内容

一般的に腱板炎の組織が修復し、スポーツに完全復帰するまでには約1〜2か月(状態によっては3か月)の計画的なリハビリ期間が必要です。当院では以下のステップで段階的にアプローチしました。

◇初期(1〜2週間目/痛みの緩和と可動域の確保)
腱板の微細損傷を修復させるため、この期間はスパイク動作を一切禁止(レシーブやステップ練習のみ)。

腱板への血流を促し、組織の修復をサポートするため、肩の奥にあるインナーマッスル(棘上筋・棘下筋の付着部)への優しい持続圧迫(トリガーポイント療法)

肩を前に引っ張って腱板の通り道を狭くしている、胸の筋肉(小胸筋・大胸筋)の筋膜リリース

肩甲骨・胸椎(背中の骨)の可動性を広げる骨格調整
を中心に施術。開始から2週間で、夜間痛や日常生活での違和感は完全に消失しました。

◇中期(3〜4週間目/連動性の獲得と軽いスイング開始)
アンダーやオーバーでのレシーブを通常通り行っても痛みが出ないことを確認し、軽いスイング動作を開始。

「肩甲骨と腕が正しいリズムで連動して動く(肩甲上腕リズム)」ための連動性調整

肩だけで強引に振る「手投げ」を修正するため、背中や股関節の柔軟性を高める全身調整

ゴムチューブを用いた、腱板の筋力低下を防ぐインナーマッスルトレーニングの導入

◇後期(5週間目〜/部分合流から完全復帰へ)
ジャンプしての軽いスパイク(5〜7割の力)から段階的に負荷を上げ、痛みがぶり返さないかテストを重ねました。

全力スイング時の衝撃を逃がすための、体幹(インナーマッスル)との連動性リハビリ

練習強度が上がっても疲労を溜めないための、肩甲骨まわりのセルフケア指導
5週間が経過した時点で、全力でのスパイク練習やジャンプサーブを行っても、肩の奥への鋭い痛みが全く出なくなりました。

治療回数/期間

治療・リハビリ回数: 6回

期間: 約1か月半(初期は週2回、経過に合わせて週1回へ移行)
※腱板組織の一般的な治癒サイクルに合わせ、約6週間をかけて段階的に強度を上げる計画的なプログラムで完全復帰を果たしました。

結果と予防
安静にしてもぶり返していた腱板炎によるスパイク時の肩の痛みは解消され、再発への恐怖心なく全力でボールを叩き込める状態に回復しました。肩甲骨が自由に動くようになったことで、怪我をする前よりも打点が高くなり、スイングのキレも向上しています。

今回は痛みの除去だけでなく、再発を防ぐための「腱板の保護とセルフケア」を徹底しました。

肩の筋肉だけでのスイングを修正し、肩甲骨から腕をしならせて打つ正しいフォームの定着

練習前後に必ず行う、胸・肩甲骨まわりの念入りな柔軟ストレッチの習慣化

肩関節を安定させ、腱板の摩擦を防ぐためのチューブトレーニング(インナーマッスルの補強)
これらを日課にしてもらうことで、現在は自己ベストなパフォーマンスを維持しています。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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