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ゴルフのテイクバックで左膝が痛くなった症例

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ゴルフのテイクバックで左膝が痛くなった症例

ご相談いただいた症状

・2年ほど前からゴルフを始め、現在も定期的にラウンドや練習をしている。
・ゴルフのテイクバックをした際に左膝に痛みが出るようになった。
・普段の歩行では強い痛みはないものの、深くしゃがむ動作でも左膝が痛かった。
・ゴルフを休むほどではなかったため、そのままプレーを続けていた。
・特にスイング時の膝の痛みが気になり、ゴルフを続けながら改善したいとのことで来院された。

原因

ゴルフのスイングと膝の痛み
ゴルフのスイングでは、膝だけでなく股関節・骨盤・胸椎・肩甲骨など、全身を連動させながら身体を回旋させます。
どこかの動きが低下すると、別の部位でその動きを補うことがあります。

今回の患者さんの身体を確認すると、
・大腿四頭筋の緊張が強い
・ハムストリングスの緊張が強い
・しゃがむ動作で左膝に痛みが出る
・テイクバック時にも左膝に痛みが出る
という状態がみられました。

まずは大腿四頭筋とハムストリングスを中心に施術しました。
その後、再度しゃがんでもらうと、しゃがんだ際の左膝の痛みはその場で大きく軽減しました。
しかし、ゴルフのスイングをしてもらうと、テイクバック時の左膝の痛みは残っていました。

ここで「まだ膝周囲が硬いから」と考えて同じ施術を続けるのではなく、実際のスイング動作を確認しました。
すると、テイクバックをした際に左膝が内側へ入る動きがみられました。

さらに身体全体の回旋動作を確認すると、広背筋の緊張と胸椎の動きの低下があり、上半身を十分に回旋しにくい状態でした。
そのため、テイクバック時に不足している身体の回旋を補うように左膝が内側へ入り、膝への負担につながっている可能性があると考えました。
今回は左膝だけでなく、広背筋や胸椎の動きまで含めて改善することを目標に施術を行いました。

治療内容

1週目
初回来院時は、しゃがむ動作とゴルフのテイクバックで左膝に痛みがありました。
まず大腿四頭筋とハムストリングスの緊張を確認し、手技療法で筋肉を緩めました。
施術後にしゃがんでもらうと、来院時にあった膝の痛みは大きく軽減しました。
しかし、実際にゴルフのスイングをしてもらうと、テイクバック時の痛みは残っていました。
そこでスイングを確認すると、テイクバックの際に左膝が内側へ入っていました。
上半身の状態も確認したところ、広背筋の緊張と胸椎の回旋の硬さがみられました。
そのため、広背筋への手技療法と胸椎の動きを出す施術を追加しました。
再度スイングしてもらうと、左膝を大きく内側へ入れなくてもテイクバックがスムーズにできるようになり、その場で膝の痛みも軽減しました。
この変化から、膝周囲だけでなく上半身の回旋の硬さも今回の症状に関係していると考え、その後も両方を確認しながら施術を行いました。
ゴルフを続けながら改善したいという希望があったため、初期は週3回のペースで施術を行いました。

2週目
ゴルフを続けながら施術を継続しました。
日常生活では、しゃがんだ際の左膝の痛みはほとんど気にならなくなっていました。
一方、ゴルフでは長時間プレーした後や疲労が溜まってくると、テイクバック時に多少左膝の痛みが出ることがありました。
身体を確認すると、大腿四頭筋とハムストリングスの緊張は初回来院時より軽減していました。
胸椎についても回旋しやすくなっていましたが、疲労が溜まると広背筋周囲の緊張が強くなる傾向がありました。

そのため、
・大腿四頭筋
・ハムストリングス
・広背筋
・胸椎周囲
を確認しながら施術を継続しました。
また、施術後には実際にスイング動作を確認し、テイクバック時に左膝が内側へ入りすぎていないかも毎回チェックしました。

3週目
3週目はゴルフを一旦休んでもらい、身体の回復を優先しました。
それまでゴルフを続けながら施術していたため、症状は改善しているものの、プレーによる負担も繰り返し加わっていました。
ゴルフを休んだことで左膝への負担が減り、3週目には症状がさらに大きく改善しました。
しゃがむ動作では痛みがなく、スイング動作を行っても左膝の痛みは出ませんでした。
また、テイクバック時にみられていた左膝が内側へ入る動きも減り、胸椎を使ってスムーズに身体を回旋できるようになっていました。
日常生活・しゃがみ動作・ゴルフのスイング動作のいずれでも痛みがないことを確認できたため、3週間で今回の施術を終了しました。

治療回数/期間

治療期間:約3週間
治療頻度:週3回

今回の経過は、
しゃがみ・テイクバックで左膝に痛み

大腿四頭筋・ハムストリングスへの施術でしゃがみ痛が改善

テイクバック時の痛みだけ残る

実際のスイングを確認

テイクバックで左膝が内側へ入っていることを確認

広背筋・胸椎へ施術

膝を内側へ入れなくてもスムーズにスイングでき、痛みが軽減

ゴルフを続けながら週3回施術

3週目はゴルフを休み回復を優先

しゃがみ・スイングともに痛みがなくなり施術終了
という経過でした。

結果と予防
今回の患者さんは、2年前からゴルフを始め、テイクバックをした際に左膝が痛むようになっていました。
最初に大腿四頭筋とハムストリングスを緩めることで、しゃがんだ際の痛みは改善しました。
しかし、スイング時の痛みは同じ施術だけでは改善しませんでした。
そこで実際にゴルフのスイングを確認したところ、テイクバック時に左膝が内側へ入る動きがみられました。
さらに身体を確認すると広背筋の緊張と胸椎の動きの低下があり、上半身の回旋を左膝の動きで補っている可能性が考えられました。
広背筋と胸椎へ施術した後は、左膝を大きく内側へ入れなくてもテイクバックができるようになり、膝の痛みにもその場で変化がみられました。

このように、痛みが出ている場所と、実際に負担を生み出している場所が必ずしも同じとは限りません。
今回特に重要だったのは、膝だけを確認するのではなく、実際に痛みが出るゴルフスイングをその場で行ってもらったことでした。

再発予防として、
・ゴルフ前に太ももの前後を十分に動かすこと
・広背筋のストレッチを行うこと
・胸椎を回旋させるウォーミングアップを取り入れること
・テイクバックで左膝を過度に内側へ入れないこと
・疲労が強い状態で無理にラウンドや練習を続けないこと
・痛みが出た際にはプレー頻度を一時的に調整すること
をお伝えしました。

当院ではゴルフによる膝の痛みに対して、膝だけを施術するのではなく、実際のスイング動作、股関節や胸椎の動き、周囲の筋肉の状態まで確認しながら原因を探していきます。
「しゃがむと痛い」「歩くと痛い」といった日常動作だけでなく、ゴルフの時だけ痛い場合には、実際のスイングを確認することで身体の使い方に原因が見つかることもあります。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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