【股関節の詰まり・痛み】キック動作で痛む10代男性の例
ご相談いただいた症状
・サッカーでボールを強く蹴る瞬間(インサイドキックなど)や、あぐらをかく動作で股関節の前側(付け根)にゴリッとした詰まり感と激痛が走る
・股関節を深く曲げて内側にひねると関節の奥で痛みが再現する
・練習後に股関節の前側から太ももにかけて鈍い痛みが残り、歩行で足を後ろに引きづらい
原因
股関節の構成骨(大腿骨頭と寛骨臼)の形状ズレにより、関節を深く曲げた際にお互いがぶつかり合う「股関節インピンジメント(FAI)」。
関節唇や軟骨へ直接刺激が加わり炎症を起こしていました。
治療内容
◇初期(1〜2週間目/股関節包消炎・牽引アプローチ期):
ぶつかり合って炎症を起こしている股関節内部の圧力を抜くため、股関節の徒手牽引療法(Joint Traction)を施術。過剰に硬化していた深層の関節包および腸腰筋を優しく緩めて消炎を促しました。
◇中期(3〜4週間目/大腿骨頭求心位獲得・関節アライメント期):
大腿骨頭が寛骨臼(受け皿)の正しい中央に収まるよう(求心位)、骨盤アライメントとお尻の深層外旋六筋の筋緊張バランスを精密に調整。関節同士が衝突しないすべり運動を獲得しました。
◇後期(5〜6週間目/骨盤連動キックフォーム・ピッチ復帰期):
股関節だけに頼ったキック動作を改善するため、胸郭・骨盤・軸足の股関節が連動するキックフォーム指導を実施。段階的に強打練習へ戻し競技復帰を達成しました。
治療回数/期間
治療回数: 8回
期間: 約2か月
結果
インサイドキックやあぐらをかいた際の股関節の嫌な詰まり感や激痛が完全に消え、全力でボールを蹴り込めるようになりピッチへ復帰できました。
再発予防策
・練習前後に必須で行う「股関節引きつけ&外旋ストレッチ」
・股関節の求心位を維持するお尻(中殿筋・深層外旋筋)の補強トレーニング
・股関節だけに負担を集中させない骨盤・体幹連動ストレッチ
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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