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大雨の翌日から続くめまい

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大雨の翌日から続くめまい

ご相談いただいた症状

・大雨が降った翌日から、めまいが続くようになった。
・それまでは今回のようにめまいが続くことはなかった。
・めまいの感じ方は毎日同じではなく、日によって症状の出方に違いがあった。
・首を左右に動かしても、めまいが強くなったり新たに誘発されたりすることはなかった。
・以前から首こり・肩こりがあり、首から肩にかけて筋肉の緊張が強い状態だった。
・めまいがなかなか落ち着かないことに不安を感じ、来院された。

原因

気圧の変化とめまいについて
めまいにはさまざまな原因があり、耳の問題をはじめ、神経や循環器などが関係している場合もあります。
一方で、天候や気圧の変化に伴って体調不良を訴える方もいます。
今回の患者さんも、大雨が降った翌日からめまいが続くようになったという明確なタイミングがありました。
ただし、大雨や気圧の変化だけをめまいの原因と決めつけることはできません。
そこで今回は「大雨の翌日から始まった」という経過を一つの情報として捉えながら、実際の身体の状態を細かく確認しました。

今回の患者さんは、
・日によってめまいの感じ方に変化があったこと
・首を左右に動かしてもめまいが誘発されなかったこと
・以前から首や肩のこりがあったこと
・首から肩にかけて複数の筋肉に強い緊張がみられたこと
などが確認されました。

そこで、めまいだけに注目するのではなく、首肩周囲の状態を細かく確認しながら施術を行うことにしました。
さらに今回は、鍼灸治療を行ううえで東洋医学的な腹診も取り入れました。
東洋医学的な評価
腹診とは?
腹診とは、お腹の硬さや張り、圧した際の反応などを確認し、東洋医学的に身体全体の状態を捉える方法の一つです。
今回の患者さんを腹診したところ、東洋医学的には**「心(しん)」と「腎(じん)」に関連する反応**がみられました。
東洋医学でいう「心」や「腎」は、西洋医学における心臓や腎臓そのものだけを意味するものではありません。
あくまで東洋医学独自の身体の捉え方になります。
そのため今回は、
首肩周囲の筋緊張に対するアプローチ
と、
腹診で確認した身体の反応に対する鍼灸治療
を組み合わせて施術を行いました。

治療内容

初回
初回は、まず首を左右へ動かした際にめまいが誘発されるか確認しました。
首の動きによる明らかなめまいの誘発はありませんでした。
一方で、首から肩周囲の筋肉を細かく確認すると、複数の部位に強い緊張がみられました。
そこで、硬くなっている筋肉を一つずつ確認しながら手技療法で緩めていきました。
さらに腹診を行ったところ、東洋医学的に心・腎に関連する反応が確認されたため、その反応の変化を確認しながら手と足のツボへ鍼治療を行いました。
施術後に状態を確認すると、来院時と比較してめまいの感覚が軽減しました。
ただし、1回で症状が完全になくなったわけではないため、経過を確認する目的で週1回の施術を提案しました。

2回目
1週間後に来院。
初回施術後からめまいは軽減しており、来院前のように一日を通して強く気になる状態ではなくなっていました。
ただし、日によって多少めまいを感じることは残っていました。
首肩周囲の筋緊張も再度確認し、特に硬さが戻っている部分を中心に手技療法を行いました。
腹診についても毎回同じ場所へ機械的に鍼をするのではなく、その日の反応を確認したうえで施術部位を決定しました。

3回目
めまいを感じない時間が増え、日常生活でも症状を気にすることが少なくなってきました。
首・肩周囲の緊張についても初回来院時と比較すると軽減していました。
一方で、疲労が強い時などには多少の違和感が残ることがあったため、週1回の施術を継続しました。
この段階でも首肩だけに施術を限定せず、腹診を含めてその日の身体の状態を確認してから鍼灸治療を行いました。

4回目
日常生活でめまいを感じることはほとんどなくなり、大雨の翌日から続いていた症状は大きく改善しました。
首肩の状態も安定しており、通常の生活を送っていても症状が再び強くなることはありませんでした。
そのため、今後は天候の変化や疲労などによる体調の変化にも注意してもらいながら、自宅でのセルフケアを継続していただくことをお伝えしました。

治療回数/期間

治療回数:4回
治療期間:約1か月
治療頻度:週1回
初回の施術後からめまいの軽減がみられましたが、その時点で終了せず、日常生活で症状が再び強くならないか確認しながら週1回のペースで経過をみていきました。

結果と予防
今回の症例では、大雨の翌日から突然めまいが続くようになり、さらに日によって症状の感じ方が変化していました。
首の動きによってめまいが誘発される状態ではありませんでしたが、以前からあった首肩こりに加えて、首・肩周囲には強い筋緊張が確認されました。
そこで、
・首肩周囲の筋肉を細かく確認して緊張を緩める
・腹診によってその日の身体の状態を確認する
・東洋医学的にみられた反応に合わせて手足へ鍼治療を行う
という施術を組み合わせました。
初回施術後からめまいは軽減し、その後も週1回のペースで状態を確認することで、約1か月で日常生活ではほとんどめまいを感じない状態まで改善しました。

再発予防として、
・首肩を長時間同じ姿勢にしないこと
・首や肩を無理のない範囲で動かすこと
・睡眠や休息を十分に確保すること
・天候が大きく変化する時は無理をしすぎないこと
・めまいが再び強くなった場合は無理に我慢しないこと
をお伝えしました。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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