大学生で夜中に何度も目が覚める症例
ご相談いただいた症状
・夜中に2〜3回ほど目が覚める。
・一度目が覚めると、再び眠るまでに時間がかかる。
・朝起きても熟睡した感じがなく、疲れが残っている。
・大学の授業中に眠気や集中力の低下を感じる。
・課題やアルバイトが忙しい時期に症状が強くなる。
・寝る時間が日によって異なり、生活リズムが不規則になっている。
約2か月前から、夜中に何度も目が覚めるようになった20代の大学生男性の患者様です。
大学の課題が増えたことに加え、アルバイトで帰宅が遅くなる日が続き、就寝時間が不規則になっていました。
以前は朝まで眠れることが多かったものの、最近では夜中に2〜3回目が覚め、朝起きても疲れが取れない状態が続いていました。
日中の眠気によって授業に集中しにくくなったため、睡眠の状態を改善したいとのことで来院されました。
原因
夜中に何度も目が覚める状態は「中途覚醒」と呼ばれ、不眠症状の一つです。
中途覚醒には、生活リズムの乱れやストレス、就寝前のスマートフォンの使用、カフェインの摂取など、さまざまな要因が関係することがあります。
また、緊張やストレスが続くと、就寝時にも心身が十分に落ち着かず、眠りが浅く感じられる場合があります。
今回の患者様は、生活状況や身体の状態を確認すると、
・大学の課題やアルバイトで就寝時間が不規則になっている。
・夜中に2〜3回目が覚め、再入眠に時間がかかる。
・就寝直前までスマートフォンを使用することが多い。
・夕方以降にカフェインを含む飲み物を摂ることがある。
・首肩周囲に筋肉の緊張がみられる。
・朝の疲労感や日中の眠気が続いている。
といった特徴がありました。
これらの状況から、生活リズムの乱れやストレスによる心身の緊張が、睡眠の状態に関係している可能性を考えました。
ただし、夜中に目が覚める原因には睡眠時無呼吸症候群や睡眠障害、身体的な病気などが関係する場合もあります。
そのため、自律神経の乱れだけが原因と断定せず、症状が続く場合には医療機関での評価が必要であることもお伝えしました。
治療内容
今回は夜中に目が覚める症状に対して、心身の緊張を和らげ、休息を取りやすい状態を目指して鍼灸施術を行いました。
施術では首肩や背中の筋肉の緊張を確認し、刺激量を調整しながら対応しました。
また、毎回の施術時に睡眠の状態や日中の眠気を確認し、生活リズムの変化についても聞き取りを行いました。
日常生活では、就寝時間だけでなく起床時間をできるだけ一定にすることや、夕方以降のカフェイン摂取を控えることなどをお伝えしました。
1回目
初回施術後は首肩の張りが軽くなり、身体がリラックスした感覚があったとのことでした。
夜中に目が覚める回数には大きな変化はありませんでしたが、施術当日は普段より落ち着いて過ごせたとのことでした。
まずは睡眠の状態を記録しながら、生活リズムを整えていく方針としました。
2回目
約1週間後には、夜中に目が覚める回数が少ない日が出てきていました。
以前は毎晩2〜3回ほど目が覚めていましたが、1回程度で済む日もあったとのことでした。
一方で、アルバイトで帰宅が遅くなった日には、再び夜中に何度も目が覚めることがありました。
この段階では、就寝前のスマートフォンの使用時間を減らすことや、起床時間を一定にすることを継続していただきました。
3回目
約3週間後には、夜中に目が覚めても比較的短い時間で再び眠れる日が増えていました。
朝起きた際の疲労感も以前より軽くなり、大学の授業中に強い眠気を感じることが少なくなっていました。
ただし、課題の提出前など精神的な負担が大きい日には、眠りが浅く感じられることがありました。
4回目
約5週間後には、夜中に何度も目が覚める日が以前より少なくなっていました。
朝起きた際の疲労感も軽減し、授業中の集中力も改善しているとのことでした。
生活リズムが乱れた日には中途覚醒がみられることもありましたが、以前ほど日常生活に支障が出なくなったため、4回目で定期的な施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:4回
治療期間:約5週間
通院頻度:初期は週1回、その後は2週間に1回程度
結果と予防
約5週間・4回の施術期間を通して、夜中に何度も目が覚める症状が軽減しました。
以前は毎晩2〜3回ほど目が覚め、朝起きても疲れが残っていましたが、生活リズムの調整と鍼灸施術を継続する中で、中途覚醒の回数が少ない日が増えていました。
また、朝の疲労感や授業中の眠気も以前より軽くなり、大学生活への影響が少なくなっていました。
再発予防として、
・毎日の起床時間をできるだけ一定にする。
・就寝前のスマートフォンの使用時間を減らす。
・夕方以降のカフェイン摂取を控える。
・アルバイト後も睡眠時間を確保できるよう予定を調整する。
・休日に長時間寝すぎず、生活リズムを大きく崩さない。
・睡眠の状態が悪化する場合は医療機関へ相談する。
ことをお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
「こんな症状でも診てもらえますか?」と
お気軽にお問合せください。