【野球肘・野球肩】投球時の痛みを克服した10代男性の例
ご相談いただいた症状
ボールをリリースする瞬間(コッキング期〜フォロースルー)に肘の内側と肩の奥にピキッと痛みが走り、遠投ができない
投球後に肘の内側が重だるく腫れぼったい感覚が残り、翌日まで腕がすんなり伸ばせない
肘の内側の骨の出っ張り(内側上顆)を押すと激しい痛みが走る
原因
投球回数の多さ(オーバーユース)に加え、肩甲骨や胸郭(背中)の可動域が狭いことで、下半身の力が上半身へ伝わらず、肘や肩関節だけに頼った「手投げフォーム」になっていたため。
治療内容
◇初期(1〜2週間目/局所鎮痛・完全休養指示期):
投球動作を一時的に制限(ノースロー)した上で、微細断裂を起こしている肘内側の屈筋群付着部および肩関節包奥のインナーマッスルへ超音波・電気刺激療法を照射。微細組織の修復を促し、局所の強い熱感と痛みを迅速に取り除きました。
◇中期(3〜5週間目/胸郭・肩甲骨連動調整期):
「肘や肩ばかりに負担がかかる原因」である硬化した大胸筋・広背筋・前鋸筋の筋膜を解きほぐし、胸郭(背中・肋骨)がしなやかにしなる可動域を獲得。さらに肩甲骨が背骨の上を滑らかに滑るよう「肩甲骨はがし(手技)」を行い、投球時のしなりを作りました。
◇後期(6〜8週間目/下半身連動・投球復帰期):
股関節から上半身、そして肘・手先へと力がスムーズに伝わる「全身連動投球フォーム」の動作指導を実施。ネット投げからスタートし、距離と球数を段階的に伸ばしながら完全復帰へと導きました。
治療回数/期間
治療回数: 10回
期間: 約2か月
結果
肘や肩の激痛や重だるさがなくなり、以前以上の球威・コントロールで不安なく全力投球ができるようになりました。
再発予防策
投球前に行う「肩甲骨・胸郭の可動域を広げる動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)」
投球後の徹底した「アイシングと前腕・肩後方の静的ストレッチ」
1日の投球上限数の自己管理と、手投げを防ぐための股関節・体幹のエクササイズ習慣化
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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