ランニング後に足首の前側が痛くなる
ご相談いただいた症状
・健康維持のため週3回ほどランニングを行っている。
・1回のランニング距離は5〜7km程度。
・約3週間前からランニング後に右足首の前側が痛むようになった。
・走っている最中はほとんど痛みを感じない。
・走り終えて歩き始めた時や、帰宅してから足首の前側に痛みを感じる。
・特に階段を下りる時や、しゃがんで足首を深く曲げた時に痛みが出る。
・翌朝には症状が軽くなることが多い。
・普段の通勤や日常生活では大きな支障はない。
・最近ランニングの距離を少し増やしていた。
・運動後の痛みが続いているため来院された。
原因
ランニング後に足首の前側が痛くなる原因
ランニングでは着地のたびに足首が動き、下腿や足部の筋肉が繰り返し働きます。
特に足首の前側には、足首を上に曲げる動作に関係する筋肉や腱が通っています。
ランニング後に足首の前側が痛くなる要因としては、
・ランニング距離の増加
・足首周囲への繰り返しの負担
・前脛骨筋などの筋緊張
・足首の背屈可動域の制限
・着地時の足首の使い方
・シューズや路面の影響
などが考えられます。
また、足首の前側の痛みには、腱の炎症や関節周囲の問題、骨への負担などが関係する場合もあります。
今回の患者様の状態
身体の状態を確認すると、
・右足首前方の圧痛
・右前脛骨筋周囲の筋緊張
・足首を深く曲げた際の前方の痛み
・足関節背屈可動域の左右差
・ふくらはぎの硬さ
がみられました。
歩行では大きな痛みはありませんでしたが、しゃがみ込むように足首を深く曲げると、右足首の前側に違和感が出ていました。
また、最近は1回のランニング距離を5kmから7km程度へ増やしており、運動量の変化も確認できました。
これらの状態から、ランニング距離の増加に伴い、足首前方や下腿の筋肉へ繰り返し負担がかかっている可能性を考えました。
治療内容
今回は超音波と手技療法を行いました。
主に、
・右足首前方
・前脛骨筋周囲
・ふくらはぎ
・足関節周囲
・足部
の状態を確認しながら施術しました。
足首前方への負担だけでなく、ふくらはぎの硬さや足関節の動きにも左右差があったため、下腿全体の状態を確認しました。
また、ランニング距離を増やしてから症状が出ていたため、一度走る距離を短くし、運動後の痛みが出ない範囲から再開する方針としました。
具体的には、
・最初はランニングを一時的に休む
・日常生活で痛みが出ないことを確認する
・短い距離からランニングを再開する
・運動後や翌日の症状を確認する
・問題がなければ徐々に距離を増やす
という流れで調整しました。
施術後の経過
1回目
初回施術後は足首前方の張りが軽減しました。
しゃがみ込んだ時の痛みも少し軽くなりましたが、足首を深く曲げるとまだ違和感が残っていました。
ランニングは一時的に休み、普段の歩行で痛みが出ないことを確認してもらいました。
2回目
初回から約1週間後に来院。
日常生活での痛みはなくなり、階段を下りる時の違和感もほとんど出なくなっていました。
足首を深く曲げた際には軽い張りが残っていましたが、初回と比較すると動きは改善していました。
この段階で、短い距離のランニングから再開することにしました。
3回目
2〜3km程度のランニングを再開しても、運動後に強い痛みは出ませんでした。
以前は走り終えた後に足首前方が痛くなっていましたが、短い距離であれば問題なく走れる状態になっていました。
翌朝にも症状が残らなかったため、ランニング距離を少しずつ増やしてもらいました。
4回目
4〜5km程度のランニングでも痛みが出なくなっていました。
走り終えた後に足首前方が軽く張ることはありましたが、以前のような痛みではなく、休息によって落ち着く状態でした。
しゃがみ込みや階段を下りる動作でも問題がなかったため、以前のランニング距離へ段階的に戻していきました。
5回目
前回から約2週間後に来院。
以前と同じ5〜7km程度のランニングを行っても、右足首前方の痛みは出ていませんでした。
ランニング直後だけでなく、帰宅後や翌朝にも症状が残らない状態が続いていました。
足首の動きにも大きな左右差はなくなっていたため、5回目で今回の症状に対する定期的な施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:5回
治療期間:約6週間
通院頻度:初期は週1回、その後1〜2週間に1回
結果と予防
今回の患者様は、ランニング中にはほとんど痛みがなく、走り終えた後に右足首の前側が痛くなることが特徴でした。
約6週間・5回の施術後には、
・5〜7kmのランニングが可能
・ランニング後の足首前方の痛みなし
・階段を下りる時の痛みなし
・しゃがみ込みでの痛みなし
・翌朝にも症状が残らない
状態となりました。
再発予防として、
・ランニング距離を急激に増やさない
・運動後や翌日の足首の状態を確認する
・ふくらはぎや足首周囲の柔軟性を保つ
・シューズの状態を定期的に確認する
・痛みが出た時は無理に走り続けない
ことをお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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