交通事故の翌朝から首が痛くなった症例
ご相談いただいた症状
・車を運転中、赤信号で停車していたところ後方から追突された。
・事故直後は首から肩に軽い違和感があったものの、強い痛みはなかった。
・その場では「大丈夫そう」と感じていた。
・帰宅後から少しずつ首肩の張りが気になるようになった。
・翌朝起きると首の痛みが強くなっていた。
・特に首を左右へ向く動作で痛みが出る。
・後ろを振り向く動作がつらく、車の運転時にも不便を感じる。
・首から両肩にかけて重いような張りもある。
・仕事で長時間座っていると夕方に症状が強くなる。
・整形外科を受診して検査を受けた後、当院へ来院された。
原因
事故直後に痛くなくても、翌日から症状が出ることがあります
交通事故では、衝突した際に身体へ急激な力が加わります。
特に後方から追突された場合には、身体が前後へ揺さぶられることで首周囲に負担がかかることがあります。
事故後にみられる症状として、
・首の痛み
・首を動かした時の痛み
・肩周囲の張り
・背中の違和感
・頭痛
・めまい
・手や腕のしびれ
などがあります。
症状の出方には個人差があり、事故直後から強く痛むとは限りません。
今回の患者さんも、事故直後は軽い違和感程度でしたが、時間が経つにつれて首肩の張りが強くなり、翌朝になって首を動かした時の痛みがはっきり出るようになりました。
身体の状態を確認すると、
・首を左右へ向く動作の制限
・首から肩にかけての筋緊張
・後頭部周囲の張り
・肩甲骨周囲の緊張
・右を向いた時に強い首の痛み
がみられました。
交通事故後ということもあり、初期から首を強く動かすのではなく、症状の変化を確認しながら施術を進めました。
治療内容
事故後〜1か月目
来院当初は首を左右へ向く動作で痛みが強く、特に右を向く動作がつらい状態でした。
車を運転する際にも後方確認がしづらく、身体ごと向きを変えて確認していました。
首肩周囲には緊張がみられましたが、事故直後の時期でもあったため、強い刺激や無理な首の動きは避けました。
症状を確認しながら、
・首周囲
・肩周囲
・肩甲骨周囲
・背中上部
を中心に負担の少ない施術を行いました。
最初の数週間は症状に波があり、施術後に楽になっても、仕事で長時間座った日には首肩の張りが強くなることがありました。
1か月ほど経過すると、日常生活で首を動かせる範囲は徐々に広がってきました。
ただし、車の運転で後ろを確認する際にはまだ痛みが残っていました。
2か月目
2か月目に入ると、普段の生活で首の痛みを感じる時間は少なくなってきました。
仕事中も午前中はほとんど気にならず、夕方になると首肩が張ってくる程度まで変化しました。
首を左右へ向く動作も改善し、日常生活では身体ごと振り向く必要はなくなりました。
一方で、
・長時間の運転
・渋滞で同じ姿勢が続いた時
・仕事でパソコン作業が長かった日
には、首から肩にかけて重さが出ることがありました。
そのため、症状が軽くなったからすぐに終了するのではなく、通常の仕事や運転を続けた状態で経過を確認しながら施術を継続しました。
3か月目
3か月目になると、仕事中に首の痛みを感じることはほとんどなくなっていました。
首を左右へ向く動作でも痛みはなく、運転時の後方確認も問題なく行えるようになりました。
長時間運転した後に首肩の張りを感じることはありましたが、以前のような痛みではなく、休むことで軽減する程度でした。
この頃から施術間隔を少しずつ空け、間隔を空けても症状が戻らないか確認しました。
4か月目
4か月目には、仕事・家事・車の運転を通常通り行っていても首の痛みはほとんどありませんでした。
長時間座っていた日や運転時間が長かった日にも、強い症状が出ることはなくなっていました。
首を左右へ向く可動域にも大きな左右差はなく、事故直後にみられた首肩周囲の強い緊張も改善していました。
通常の生活を続けながら施術間隔を空けても症状が安定していたため、約4か月で交通事故による施術を終了しました。
治療回数/期間
治療期間:約4か月
通院頻度:事故後の症状が強い時期は状態に合わせて通院し、改善に伴って徐々に施術間隔を調整
今回の経過は、
信号待ち中に後方から追突される
↓
事故直後は軽い首肩の違和感
↓
翌朝から首の痛みが強くなる
↓
首を左右へ向く動作・運転時の後方確認がつらい
↓
整形外科で検査後、当院で施術開始
↓
1か月目:首の動く範囲が徐々に改善
↓
2か月目:日常生活は楽になるが長時間運転後に張りが残る
↓
3か月目:仕事や運転での痛みがほぼなくなる
↓
施術間隔を空けて経過確認
↓
4か月目:通常の生活でも症状が安定
↓
施術終了
となりました。
結果と日常生活での注意点
今回の患者さんは、交通事故直後には強い痛みがなく、翌朝になって首の痛みが強くなったことが特徴でした。
初期には、
・首を左右へ向くと痛い
・運転時の後方確認がつらい
・首から肩にかけて重く張る
・長時間座っていると症状が強くなる
といった症状がみられました。
約4か月にわたり症状の変化を確認しながら施術を行った結果、
・首を左右へ向けられるようになった
・運転時の後方確認が問題なくできるようになった
・仕事中の首痛が改善
・長時間運転後の症状が軽減
・通常の日常生活へ戻ることができた
という経過となりました。
交通事故後の症状は、事故直後だけで判断できない場合があります。
今回のように、その場では強い症状がなくても、数時間後や翌日になって首や肩などの痛みが強くなることもあります。
また、症状が軽くなってきても、長時間の運転やデスクワークなど、事故前と同じ生活をした時に症状がどう変化するか確認することも大切です。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
「こんな症状でも診てもらえますか?」と
お気軽にお問合せください。