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ドライヤーで腕を上げ続けると肩から腕がだるくなった症例

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ドライヤーで腕を上げ続けると肩から腕がだるくなった症例

ご相談いただいた症状

・2か月ほど前から右肩〜腕に重だるさを感じるようになった。
・特に髪を乾かすためにドライヤーを持ち、右腕を上げ続けていると症状が強くなる。
・最初は問題ないが、2〜3分ほどすると肩から腕が重くなり、一度腕を下ろしたくなる。
・腕を下ろして休むと重だるさは徐々に軽くなる。
・洗濯物を干すなど短時間腕を上げる動作では、それほど気にならない。
・肩を動かした時の強い痛みはない。
・仕事はデスクワークで、夕方になると首肩のこりを感じる。
・休日より仕事があった日の夜の方がドライヤー中の症状が強い。
・最近は髪を乾かす途中で何度も腕を下ろすようになったため来院された。

原因

腕を上げ続けると肩や腕がだるくなるのはなぜ?
腕を上げる動作では、肩関節だけではなく、肩甲骨や首・背中なども連動して動いています。
短時間であれば問題がなくても、ドライヤーのように物を持ちながら一定時間腕を上げ続けると、肩や肩甲骨周囲の筋肉には継続的な負担がかかります。

今回の患者さんは「腕を上げた瞬間に痛い」のではなく、腕を上げ続けていると徐々に重だるくなることが特徴でした。
身体の状態を確認すると、
・右首肩周囲の筋緊張
・右肩甲骨周囲の硬さ
・胸部前面の筋緊張
・腕を上げた時の肩甲骨の動きに左右差
・長時間のデスクワーク後に症状が強くなる
といった特徴がみられました。

肩関節そのものには大きな可動域制限はなく、腕を上げる動作だけでは強い痛みもありませんでした。
そのため今回は、肩だけではなく、首・肩甲骨・胸部周囲の状態も確認しながら手技療法を行うことにしました。

治療内容

1回目
初回来院時は肩を上げること自体は可能でした。
しかし、実際にドライヤーを使用する時のように右腕を上げた状態を維持すると、徐々に右肩から上腕に重だるさが出ました。

首肩周囲の緊張が強かったため、
・首肩周囲
・肩甲骨周囲
・胸部前面
・上腕
を中心に手技療法を行いました。

施術後は、
「腕を上げた時に肩が軽い感じがする」
とのことでした。
今回は瞬間的な動きではなく「何分程度腕を上げ続けられるか」が重要だったため、自宅で実際にドライヤーを使用した時の変化を確認してもらいました。

2回目
初回から3日後に来院。
ドライヤー中の重だるさはまだありましたが、以前より症状が出始めるまでの時間が長くなっていました。
それまでは2〜3分ほどで腕を下ろしていましたが、途中まで腕を下ろさずに髪を乾かせたとのことでした。
一方、仕事で長時間パソコンを使用した日は症状が出やすい状態でした。
首肩・肩甲骨周囲への手技療法を継続しました。

3回目
同じ週に3回目の施術を行いました。
肩から腕にかけての重だるさは初回来院時より軽くなり、短時間であれば腕を上げ続けても気にならなくなっていました。
ただし、髪を完全に乾かすまで右腕だけを使い続けると、後半に重さを感じていました。
この段階で症状が落ち着いてきたため、週2回の施術から間隔を空けることにしました。

4回目
約1週間後に来院。
ドライヤー中に腕を下ろす回数は大きく減っていました。
仕事後でも以前ほど強い重だるさはありませんでしたが、残業などで長時間パソコンを使用した日は、肩周囲に疲労感が残ることがありました。
この頃から、デスクワーク中に肩を動かすことや、同じ姿勢を長時間続けないことも意識してもらいました。

5回目
ドライヤーを使って髪を乾かしている間、ほぼ腕を下ろさずに続けられるようになりました。
右肩から腕に軽い疲労感を感じることはあるものの、
「腕が重くて下ろしたい」
という以前の症状はほとんどありませんでした。
また、仕事後の首肩のこりも以前より軽くなっていました。

6回目
日常生活では症状を気にすることがほとんどなくなっていました。
仕事が忙しい日でもドライヤーを途中で休まず使用でき、洗濯物を干す、高い場所の物を取るといった動作でも問題ありませんでした。
一方で、長時間デスクワークを続けると右肩周囲に軽い張りが出ることはあったため、さらに施術間隔を空けて経過を確認しました。

7回目
間隔を空けて生活しても、ドライヤー中の重だるさが戻ることはありませんでした。
右腕を上げ続けても問題なく、仕事後に感じる肩周囲の張りも自分で身体を動かすことで軽減できる程度になっていました。
日常生活に支障がない状態を維持できていたため、定期的な施術はいったん終了し、セルフケアを行いながら経過をみることにしました。

治療回数/期間

治療回数:7回
治療期間:約5週間
通院頻度:初期は週2回、その後は症状に合わせて間隔を空けて施術

今回の経過は、
ドライヤーを2〜3分使うと肩から腕が重だるい
↓
途中で何度も腕を下ろして休む
↓
首・肩甲骨・胸部周囲を含めて手技療法
↓
2〜3回目:重だるさが出るまでの時間が長くなる
↓
4回目:腕を下ろす回数が減少
↓
5回目:ほぼ休まず髪を乾かせる
↓
6回目:仕事が忙しい日でも症状なし
↓
7回目:間隔を空けても症状が戻らない
↓
定期的な施術を終了しセルフケアで経過観察
となりました。

結果と予防
今回の患者さんは、肩を動かした時に強い痛みがあるわけではなく、ドライヤーを使用するために腕を上げ続けていると右肩から腕が徐々に重だるくなるという症状が特徴でした。
7回の施術を行った結果、
・ドライヤー中の肩から腕の重だるさが軽減
・腕を上げ続けられる時間が延びた
・途中で腕を下ろして休む必要がなくなった
・仕事後の首肩のこりが軽減
・肩甲骨周囲の動きが改善
といった変化がみられました。

今回の症例では「腕が上がるかどうか」だけで判断せず、実際にドライヤーを使用して何分程度腕を上げ続けられるかを確認しながら経過をみたことがポイントでした。

また、デスクワーク後に症状が強くなる傾向があったため、
・長時間同じ姿勢を続けない
・仕事の合間に肩や肩甲骨を動かす
・ドライヤーを身体から離しすぎない
・腕が疲れた時は無理に上げ続けない
こともお伝えしました。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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