【三角骨障害】つま先立ちで足首後ろが痛む20代女性の例
ご相談いただいた症状
・バレエやダンスでつま先立ちをすると、足首の後ろ側(アキレス腱の奥)に挟み込まれるような激痛が走る
・足首を限界まで底屈(つま先を伸ばす)させると激痛が走り、完全に甲を出しきることができない
・アキレス腱の奥、距骨の後ろ側を押すと鋭い押し痛みが存在する
原因
足首の後ろに存在する余分な骨のパーツ(三角骨)が、つま先を強く伸ばした際に関節の隙間(距骨と踵骨の間)に挟み込まれ、周囲の滑液包や滑膜にピンチング(衝突)炎症を引き起こしていました。
治療内容
◇初期(1〜2週間目/衝突部消炎・可動域管理期):
距骨後方の衝突部位に生じている滑液包の炎症を短期間で鎮めるため、微細超音波療法と微弱電流(マイクロカレント)を照射。無理につま先を伸ばす動作を抑えつつ消炎を図りました。
◇中期(3〜4週間目/距骨前方すべり獲得・手技矯正期):
つま先を伸ばした際、距骨が後ろへ滑り込まず前にスムーズに逃げるよう「距骨前進モビライゼーション(関節矯正手技)」を実施。骨同士の挟み込みが起きない関節運動パターンを再構築しました。
◇後期(5〜6週間目/足底筋群・引き上げ動作定着期):
足裏の長母趾屈筋のひっかかりを解除し、足指だけに頼らず体幹からの引き上げでつま先立ちを行う動作指導を実施。衝突を起こさないつま先の伸ばし方を定着させました。
治療回数/期間
治療回数: 8回
期間: 約1か月半
結果
つま先を限界まで伸ばしても足首後ろの挟み込み痛が出なくなり、美しい甲のラインで高いルルヴェが安定してとれるようになりました。
再発予防策
・練習前の「足首関節モビライゼーション(距骨の誘導)」セルフケア
・長母趾屈筋(足の親指を曲げる筋肉)の入念な筋膜ケア
・体幹の引き上げを意識した足首だけに負担をかけない立ち方
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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