長く座った後に立ち上がると膝の裏が痛くなった症例
ご相談いただいた症状
・1か月ほど前から右膝の裏に痛みを感じるようになった。
・特に長時間椅子に座った後、立ち上がる瞬間に痛みが出る。
・立ち上がって最初の数歩は膝裏が痛い。
・しばらく歩いていると徐々に痛みが軽くなる。
・朝起きて歩き始める時にも少し違和感がある。
・普通に歩いている時には強い痛みはない。
・膝を深く曲げた時にも膝裏に突っ張る感じがある。
・仕事では座っている時間が長い。
・なかなか症状が改善しないため来院された。
原因
膝の裏が痛くなる原因とは?
膝の裏の痛みにはさまざまな原因が考えられます。
膝関節そのものだけではなく、
・ハムストリングス
・ふくらはぎ
・膝周囲の筋肉や腱
・股関節の動き
・足関節の動き
などが関係していることもあります。
今回の患者さんの場合、特に長時間座った後の立ち上がりと歩き始めに症状が強く出ていました。
身体の状態を確認すると、
・右膝を深く曲げた時に膝裏の突っ張り
・右ハムストリングスの強い緊張
・ふくらはぎの硬さ
・右股関節の動きの硬さ
・立ち上がる際に右脚へ体重をかけると膝裏に痛み
がみられました。
一方で、歩き続けると痛みが軽減するという特徴もありました。
そのため今回は膝裏だけに負担がかかっているのではなく、長時間同じ姿勢でいることで太ももの裏やふくらはぎが硬くなり、立ち上がる際に膝周囲へ負担が集中している可能性を考えました。
膝裏だけを施術するのではなく、ハムストリングスやふくらはぎ、股関節まで含めて状態を確認しながら施術を行いました。
治療内容
1回目
初回来院時は、椅子にしばらく座った後に立ち上がってもらうと右膝裏に痛みが出ました。
また、膝を深く曲げる動作でも膝裏に突っ張る感覚がありました。
まず痛みのある膝周囲に超音波治療を行いました。
その後、
・ハムストリングス
・ふくらはぎ
・臀部
・股関節周囲
を中心に手技療法を行いました。
施術後に再び椅子から立ち上がってもらうと、膝裏の痛みは残っていましたが、来院時よりも軽くなっていました。
2回目
数日後に来院。
初回施術後は立ち上がる時の痛みが軽く感じられたものの、仕事で長時間座った後には再び症状が出ていました。
ただし、歩き始めに痛みを感じる時間は以前より短くなっていました。
引き続き超音波治療を行い、ハムストリングス・ふくらはぎ・股関節周囲の硬さに対して手技療法を行いました。
また、仕事中に長時間座り続けないようにし、可能な範囲で定期的に立ち上がって身体を動かしてもらうようお伝えしました。
3回目
立ち上がる瞬間の痛みがさらに軽減していました。
以前は立ち上がった後の最初の数歩にも痛みがありましたが、この頃には歩き始めの痛みはほとんど気にならなくなっていました。
一方、長時間座った後に勢いよく立ち上がると、膝裏に軽い痛みが残っていました。
膝の状態だけではなく、股関節の動きも再確認しながら施術を継続しました。
4回目
日常生活では膝裏を気にすることがかなり減っていました。
仕事中に長時間座った後でも、以前のような強い痛みは出なくなっていました。
椅子からの立ち上がりを何度か繰り返して確認しましたが、通常の速度で立ち上がる動作ではほとんど痛みはありませんでした。
膝を深く曲げた時に感じていた膝裏の突っ張りも軽減していました。
5回目
初回来院から約1か月後。
仕事で長時間座った後に立ち上がっても、右膝裏に痛みは出なくなっていました。
歩き始めの痛みもなく、普段の歩行にも問題はありませんでした。
また、
・椅子からの立ち上がり
・歩き始め
・通常歩行
・膝の曲げ伸ばし
・深く膝を曲げる動作
を確認しましたが、日常生活で困るような症状はみられませんでした。
そのため、5回目で今回の施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:5回
治療期間:約1か月
今回の経過は、
長時間座った後に右膝裏が痛む
↓
立ち上がりと最初の数歩が特につらい
↓
超音波+ハムストリングス・ふくらはぎ・股関節への手技
↓
2回目:歩き始めの痛みが軽減
↓
3回目:立ち上がりの痛みがさらに軽減
↓
4回目:日常生活ではほぼ気にならない
↓
5回目:長時間座った後も痛みなし
↓
施術終了
となりました。
結果と予防
今回の患者さんは、長時間座った後に立ち上がる際、右膝の裏に痛みが出ていました。
特に立ち上がった直後の数歩がつらく、歩いているうちに徐々に軽くなることが特徴でした。
5回の施術によって、
・立ち上がる瞬間の膝裏の痛み
・歩き始めの痛み
・膝を曲げた時の突っ張り
・ハムストリングスの緊張
・ふくらはぎの硬さ
・股関節の動き
が改善し、長時間座った後でも痛みなく立ち上がれるようになりました。
今回の症例では、痛みが出ている膝裏だけではなく、太ももの裏やふくらはぎ、股関節まで確認したことがポイントです。
また、治療中は単純に膝を押して痛みを確認するだけではなく、患者さんが実際に困っていた**「長時間座った後の立ち上がり」と「歩き始め」**を毎回確認しながら経過をみました。
再発予防として、
・長時間座り続けない
・仕事中に定期的に立ち上がる
・太ももの裏やふくらはぎを無理のない範囲で動かす
・日常的に歩く時間をつくる
・痛みが再び続く場合は早めに身体の状態を確認する
ことをお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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