【産後の腱鞘炎】赤ちゃん抱っこでの手首の痛みの例
ご相談いただいた症状
・赤ちゃんを抱き上げる際や抱っこ時に、手首の親指側(腱鞘部)に激痛が走り、力が入らない
・親指を中に握り込んで手首を小指側に倒すと、飛び上がるほどの強い痛みが走る(ドゥケルバン病テスト陽性)
・ペットボトルのキャップを開ける、ドアノブを回すなどの日常生活動作がつらい
原因
産後のホルモン(リラキシンやプロゲステロン)影響による腱鞘の収縮・炎症に加え、首・肩の筋力不足から「手首だけに頼った抱っこ」を繰り返したことによる腱の摩擦・機械的刺激が原因になっていました。
治療内容
◇初期(1〜2週間目/消炎・超音波アプローチ期):
激しく炎症を起こしている親指の腱(長展筋腱・短伸筋腱)とそれを通る腱鞘に対し、消炎効果の高い超音波治療を実施。さらに親指から手首にかけての緊張を和らげるテーピング固定を行い、日常生活での摩擦ストレスを最小限に抑えました。
◇中期(3〜4週間目/前腕・肩甲骨連動筋膜リリース期):
手首に過剰な負担をかけさせている原因である、前腕部(肘から下)のパンパンに張った筋群や、授乳姿勢で丸まった肩甲骨・胸背部の筋膜リリースを丁寧に実施。手先だけに力が集中しないお体へ整えました。
◇後期(5週間目/育児動作指導・再発防止期):
手首の角度を折り曲げず、肘と脇をしめて「手のひら全体〜腕全体で赤ちゃんを包み込む正しい抱っこフォーム」や授乳クッションの適切な配置方法を伝授・定着させました。
治療回数/期間
治療回数: 6回
期間: 約1か月
結果
抱っこ時やキャップを開ける際の手首の激痛が消失し、育児や日常家事に支障がなくなり、安心して赤ちゃんを抱っこできるようになりました。
再発予防策
・抱っこ時に手首を「くの字」に曲げず、肘と体幹で支える抱っこ姿勢の徹底
・育児の合間に行う「前腕(肘から下)の疲労リセットストレッチ」
・手首に痛みが出かかった際の迅速な「アイシングとテーピングによる一時保護」
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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