朝起きて首が痛く右を向けなくなった寝違え
ご相談いただいた症状
・朝起きた時から右側の首に強い痛みを感じた。
・前日までは特に首の痛みはなかった。
・特に右を向く動作で痛みが強く、首を十分に回すことができない。
・上下を向くことはできるものの、動かすと右首に突っ張りを感じる。
・車を運転する際、右後方を確認する動作がつらい。
・身体ごと振り向かなければ後ろを確認できない状態だった。
・仕事でもパソコンを使う時間が長く、普段から首や肩のこりは感じていた。
・数日様子を見るより早く改善したいとのことで来院された。
原因
寝違えとは?
一般的に「寝違え」と呼ばれる症状では、朝起きた際に突然首が痛くなり、振り向く、首を傾けるなどの動作が難しくなることがあります。
睡眠中の姿勢だけが原因とは限らず、普段から首や肩周囲に負担が蓄積しているところに、睡眠中の姿勢などが加わって症状が出ることも考えられます。
今回の患者さんの首の動きを確認すると、
・右を向く動作で強い痛み
・左を向く動作にも右首の突っ張り感
・上を向くと右首に軽い痛み
・右側の首から肩に強い筋緊張
・右肩甲骨周囲にも硬さ
・胸椎の動きにも硬さ
がみられました。
特に右を向く動作では首だけで動こうとしており、肩甲骨や胸椎の動きも十分ではありませんでした。
そのため、痛みが出ている右首だけを強く刺激するのではなく、超音波と手技療法を使用し、痛みの状態を確認しながら首・肩甲骨・胸椎周囲の動きを取り戻していくことにしました。
治療内容
1回目
初回来院時は右を向く動作が特につらく、途中で痛みが出てそれ以上動かせない状態でした。
急性期で痛みが強かったため、痛みのある首を無理に揉んだり、強く動かしたりすることは避けました。
まず右側の首から肩にかけて、痛みの状態を確認しながら超音波治療を行いました。
その後、
・肩甲骨周囲
・背部
・胸椎周囲
を中心に手技療法を行い、首にかかる負担を減らしていきました。
施術後に再び右を向いてもらうと、施術前より首を動かせる範囲が広がっていました。
痛み自体はまだ残っていましたが、来院時より振り向きやすくなっていたため、無理に可動域を広げず初回の施術を終了しました。
2回目
2日後に来院。
朝起きた時に感じていた強い痛みはかなり軽減していました。
日常生活ではほとんど困らなくなっていましたが、右を最後まで向こうとすると首の付け根に痛みが残っていました。
車の運転でも後方確認はできるようになったものの、まだ少し身体ごと振り向くことがあるとのことでした。
首の可動域を再確認すると、初回来院時より右を向ける範囲は広がっていました。
残っている首肩周囲の痛みに対して超音波治療を行い、その後、肩甲骨や胸椎周囲の手技療法を行いました。
施術後は右を向いた際の痛みがさらに軽減し、左右の可動域の差も小さくなりました。
3回目
さらに数日後に状態を確認しました。
普段の生活では首の痛みを感じることはなく、朝起きた時にも症状の再発はありませんでした。
右を向く動作も問題なく行えるようになり、車の運転で後方確認をしても痛みはありませんでした。
首から肩にかけての筋緊張も軽減し、肩甲骨や胸椎の動きも初回来院時より改善していました。
念のため首の動きを、
・右を向く
・左を向く
・上を向く
・下を向く
・首を左右に傾ける
動作で再確認しましたが、強い痛みはありませんでした。
日常生活で支障がなく、首の可動域も戻っていることを確認できたため、3回目で今回の施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:3回
治療期間:約1週間
今回の経過は、
朝起きると右首に強い痛み
↓
右を向けず、車の後方確認が困難
↓
超音波+肩甲骨・胸椎周囲への手技療法
↓
1回目:右を向ける範囲が広がる
↓
2回目:日常生活ではほぼ問題なし
↓
3回目:右を向いても痛みなし・可動域改善
↓
施術終了
となりました。
結果と予防
今回の患者さんは、朝起きた時に突然右首が痛くなり、特に右を向くことが難しい状態でした。
3回の施術によって、
・右を向いた時の首の痛み
・首の可動域制限
・車の後方確認時の痛み
・首肩周囲の筋緊張
・肩甲骨や胸椎周囲の硬さ
が改善し、普段通りの日常生活を送れる状態になりました。
今回の症例では、痛みが強い初回から無理に首を動かすのではなく、超音波を使用しながら状態を確認し、肩甲骨や胸椎など首以外の部分にも手技療法を行ったことがポイントでした。
また、施術ごとに右を向ける範囲を確認し、単純に「痛みが減ったか」だけではなく、実際に車の後方確認ができるところまで回復しているかを確認しました。
再発予防として、
・長時間同じ姿勢でパソコンを使用しない
・仕事中に定期的に首や肩を動かす
・肩甲骨を動かす習慣をつける
・枕の高さや寝る姿勢を確認する
・首肩の疲労を溜め込みすぎない
ことをお伝えしました。
当院では寝違えに対して、痛みが出ている場所だけを見るのではなく、首の可動域や痛みが出る方向、肩甲骨・胸椎など周囲の状態まで確認しながら、超音波や手技療法を行っています。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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