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喉に何か詰まっているような違和感が続いていた症例

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喉に何か詰まっているような違和感が続いていた症例

ご相談いただいた症状

・数か月前から喉に何か詰まっているような違和感を感じるようになった。
・実際に食べ物が詰まっているわけではなく、食事や水分は普通に摂ることができる。
・喉を何度も気にしてしまい、つばを飲み込む回数が増えていた。
・仕事が忙しい時や疲れている時ほど症状を強く感じる。
・朝よりも夕方以降に気になることが多い。
・首や肩のこりも以前から感じていた。
・耳鼻科を受診したものの、大きな異常はみられなかった。
・症状が続いていることが気になり、鍼灸治療を希望して来院された。

原因

喉のつかえ感とは?
実際に食べ物などが詰まっているわけではないにもかかわらず、喉に何かあるような感覚や締め付けられるような違和感が続くことがあります。
喉の違和感にはさまざまな原因があり、耳鼻咽喉科領域の疾患だけでなく、胃食道逆流などが関係している場合もあります。

一方、検査で明らかな異常がみつからず、疲労や精神的な緊張などによって症状が強くなるケースもあります。
今回の患者さんは耳鼻科を受診して大きな異常がないことを確認していました。
身体の状態を確認すると、
・首から肩にかけて筋緊張が強い
・胸周囲にも硬さがみられる
・仕事が忙しい時期に症状が強くなる
・疲労が溜まる夕方以降に症状が出やすい
・食事や水分を飲み込むこと自体には問題がない
といった特徴がありました。
そのため、喉だけに注目するのではなく、首肩の緊張や疲労、症状が強くなるタイミングなども確認しながら鍼灸治療を行うことにしました。

東洋医学で考える喉のつかえ
東洋医学では、喉に何か詰まっているように感じる状態を「梅核気(ばいかくき)」と表現することがあります。
梅の種が喉につかえているように感じることから、このように呼ばれています。

東洋医学では身体的な症状だけでなく、
・疲労
・睡眠
・胃腸の状態
・精神的な緊張
・冷え
・月経
なども確認し、その時の身体の状態に合わせて使用するツボを選択します。
今回も「喉の症状だから喉だけに鍼をする」という考え方ではなく、全身の状態を確認しながら治療を行いました。

治療内容

1回目
初回来院時は、喉の違和感を一日の中で何度も感じていました。
特に仕事が忙しくなる夕方以降に症状が強く、無意識に喉を気にしてしまうことが増えていました。
首から肩にかけての筋緊張も強くみられました。

身体の状態を確認したうえで、
・首肩周囲
・手足
・腹部周囲
などを中心に鍼灸治療を行いました。
症状の変化を確認するため、週1回のペースで治療を開始しました。

2〜3回目
週1回の治療を継続しました。
喉の違和感自体はまだ残っていましたが、患者さんからは**「ずっと気になっていたのが、気にならない時間も出てきた」**とのお話がありました。
仕事が忙しい日には症状が出るものの、以前のように一日中喉を気にしている状態ではなくなっていました。
首肩の緊張についても初回来院時より軽減していました。
症状が完全になくなったかどうかだけではなく、一日の中で喉を気にする時間がどの程度あるのかも確認しながら治療を継続しました。

4〜6回目
治療を続けるにつれて、喉の違和感を感じる頻度がさらに減ってきました。
以前は仕事中にも頻繁に気になっていましたが、この頃には忙しい日や疲労が強い日に多少感じる程度になっていました。
また、症状が出たとしても長時間続くことが少なくなり、自然と気にならなくなることが増えていました。
首肩のこりや身体の疲労感も以前より軽くなっていました。

約2か月後
週1回の鍼灸治療を続け、約2か月が経過しました。
この頃には普段の生活で喉の違和感を感じることはかなり少なくなり、患者さん自身も**「以前ほど喉を気にしなくなった」**とのことでした。
仕事が非常に忙しい時や疲れが溜まった時には軽い違和感を感じることがありますが、以前のように症状が長く続くことはなくなりました。
日常生活で大きく困る状態ではなくなったため、治療頻度についても身体の状態を確認しながら調整することにしました。

治療回数/期間

治療頻度:週1回
治療期間:約2か月

今回の経過は、
喉に何か詰まっているような違和感

耳鼻科では大きな異常なし

週1回の鍼灸治療を開始

2〜3回目:喉を気にしない時間が増える

4〜6回目:違和感を感じる頻度が減少

約2か月:普段はほとんど気にならない状態へ
となりました。

結果と予防
今回の患者さんは、数か月前から喉に何か詰まっているような違和感が続いていました。
耳鼻科では大きな異常はみられませんでしたが、仕事が忙しい時や疲労が溜まった時に症状が強くなる傾向がありました。

週1回の鍼灸治療を約2か月行ったところ、
・喉の違和感を感じる頻度が減った
・一日中症状を気にすることがなくなった
・仕事中に喉を気にすることが減った
・首肩の緊張が軽減した
・疲れていても以前ほど症状が強く出なくなった
といった変化がみられました。

今回特に重要だったのは、「喉の違和感が完全にゼロになったか」だけで経過を判断しなかったことです。
最初は一日の中で何度も気になっていた症状が、徐々に「気にならない時間が増える」「忙しい時だけ感じる」という状態へ変化していきました。

日常生活では、
・睡眠時間を確保する
・仕事中に適度に休憩する
・首肩を定期的に動かす
・疲労を溜め込みすぎない
・症状を過度に気にしすぎない
こともお伝えしました。

当院では、このような原因がはっきりしない身体の不調に対して、症状が出ている場所だけではなく、睡眠・疲労・仕事環境なども確認しながら、その時の身体の状態に合わせて鍼灸治療を行っています。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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