疲れるとふわふわするめまい
ご相談いただいた症状
・身体がふわふわと浮いているようなめまいを繰り返していた。
・特に仕事で疲れが溜まった夕方になると症状が出やすかった。
・仕事が忙しく睡眠時間が短くなると、めまいが起こる頻度も増えていた。
・首こりや肩こりも強く、身体が常に緊張しているような感覚があった。
・仕事や家事を休むことも難しく、めまいを繰り返すことに不安を感じていた。
・医療機関で検査を受けたものの、大きな異常は指摘されなかった。
原因
ふわふわするめまいとは?
めまいには、周囲がぐるぐる回るように感じる「回転性めまい」だけでなく、身体が浮いている、足元が安定しないと感じる「浮動性めまい」などがあります。
原因も一つではなく、耳の異常、脳や神経の病気、血圧の変化などさまざまです。そのため、繰り返すめまいでは医療機関で原因を確認することが重要です。
一方、検査で大きな異常がみられない場合でも、疲労や睡眠不足、ストレスなどによる自律神経のバランスの変化に伴って、めまいを感じるケースがあります。
自律神経は、心拍や血圧、体温などを無意識に調節している神経です。
仕事や家事による緊張状態が長く続き、十分な休息が取れない状態では、身体のオン・オフの切り替えがうまくいかなくなることがあります。
今回の患者さんは、
・仕事と家事による疲労が蓄積していたこと
・忙しい時期には睡眠時間が短くなっていたこと
・疲労が強くなる夕方にめまいが出やすかったこと
・首から肩にかけて筋肉の緊張が強かったこと
・仕事や家事によるストレスが続いていたこと
が確認されました。
医療機関で大きな異常が指摘されていなかったことも踏まえ、首肩周囲の緊張を和らげるとともに、休息を取りやすい身体の状態を目指して鍼灸治療を行いました。
治療内容
初回
初回来院時は首から肩にかけて筋肉の緊張が強く、本人も「身体がずっと力んでいる感じがする」と話されていました。
初回から強い刺激を加えるのではなく、身体の反応を確認しながら刺激量を調整して鍼灸治療を行いました。
首・肩周囲だけでなく全身の状態を確認し、自律神経のバランスを整えることを目的とした施術を行いました。
また、自宅では、
・可能な範囲で睡眠時間を確保すること
・入浴で身体を温めること
・寝る直前までスマートフォンを見続けないこと
・首や肩を軽く動かすこと
をお伝えしました。
2〜3回目
週1回のペースで鍼灸治療を継続しました。
首や肩の緊張は初回と比較して軽減し、めまいが出る頻度にも少しずつ変化がみられました。
一方で、仕事が忙しく疲労が強かった日には、夕方にふわふわする感覚が残っていました。
症状が完全になくなったわけではなかったため、生活状況も確認しながら週1回の施術を継続しました。
4回目
以前は疲れると頻繁にめまいを感じていましたが、症状が出ない日が増えてきました。
めまいが出た場合も以前ほど強くなく、休息を取ることで落ち着くようになっていました。
首や肩の状態も安定してきたため、身体の反応を確認したうえで、ここから治療頻度を2週間に1回へ変更しました。
5〜6回目
仕事が忙しい日でも、日常生活に支障が出るようなめまいはほとんど感じなくなりました。
睡眠や入浴、首肩のセルフケアも継続できるようになり、疲労を翌日まで持ち越すことも以前より少なくなっていました。
6回目には日常生活でめまいを気にすることがほとんどなくなったため、セルフケアを継続していただくことをお伝えし、今回の施術を終了しました。
治療回数/期間
治療回数:6回
治療期間:約2か月
治療頻度:最初の3週間は週1回、その後は2週間に1回
症状の変化に合わせて、途中から治療間隔を広げていきました。
結果と予防
約2か月の鍼灸治療により、
・夕方に起こっていたふわふわするめまい
・疲労時のめまい
・首や肩の強い緊張
・身体が常に緊張しているような感覚
はいずれも改善しました。
今回の症例では、1〜2回の施術ですぐにめまいがなくなったわけではありません。
最初は「首肩は楽になったものの、疲れた日はめまいが出る」という状態が続き、その後、症状が出る頻度→めまいの強さ→疲労時の症状という順番で少しずつ変化していきました。
再発予防として、
・睡眠時間をできるだけ確保すること
・疲労を溜め込みすぎないこと
・入浴などでリラックスする時間を作ること
・デスクワークや家事の合間に首肩を動かすこと
・就寝前のスマートフォンの使用時間を減らすこと
をお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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