【股関節痛】朝起きると痛い・日中は和らぐ30代男性の例
ご相談いただいた症状
・朝、布団から起き上がるときや立ち上がるときに、股関節(足の付け根・前側や横側)にズキッとした強い痛みが走る
・起き抜けの数歩は足を引きずるようにしか歩けないが、10〜15分ほど動いて体が温まってくると徐々に痛みが減り、日中は問題なく過ごせる
・「日中は痛みが引くから」と様子を見ていたが、毎朝の痛みが数か月続いており、次第に起き上がるのが億劫になってきた
・デスクワークで長時間座った後に立ち上がる際にも同様の股関節の引っかかり感と痛みがあり、将来変形しないか不安を感じて当院へ来院された
原因
朝起きた瞬間に股関節が痛むものの、日中動き始めると痛みが軽減する現象は、「寝ている間の局所的な血流低下」と「股関節周辺の深層筋の硬直」が主な原因です。
今回の患者さん(30代男性)の場合
長時間のデスクワークや姿勢の乱れ(骨盤の後傾・猫背)により、普段から股関節の深層筋(腸腰筋や大殿筋)が常に緊張していたこと
睡眠中は身体をほとんど動かさないため、固まった筋肉周辺の血流がさらに滞り、関節内で炎症物質や疲労物質が蓄積して「朝の激しい硬直」を引き起こしていたこと
動くことで血流が再開し痛みが一時的に引くため見過ごされがちですが、根本にある股関節のハマり(アライメント異常)が放置されていたこと
がみられ、固まった股関節の可動域を広げるとともに、夜間に血流が滞らない骨盤のバランスを作ることが必要と考えられました。
治療内容
朝の起き上がり時の痛みを速やかに解消し、股関節がスムーズに動く状態を作るため、「腸腰筋・股関節深層筋の筋膜リリース」と「骨盤・関節のアライメント調整」を実施しました。
◇初期(1〜2週間目/深層筋肉の緊張緩和と朝の痛みの軽減)
まずは朝の動き始めに摩擦と引っ張りを起こしている股関節周りの深い筋肉を解きほぐしました。
股関節の付け根の奥にある「腸腰筋(ちょうようきん)」や、お尻の深層筋へ向けた丁寧な筋膜アプローチ
ねじれた状態になっている股関節(大腿骨頭)を、正しい位置へと収めるソフトな関節調整
を中心に施術。2週間が経過する頃には、朝起き上がる際の激しいズキッとする痛みが半減し、起き抜けからスムーズに歩き出せるようになりました。
◇中期(3〜4週間目/骨盤バランスの安定と可動域の拡大)
日中デスクワークで座り続けても、股関節が固まりにくい身体の土台を作り上げました。
骨盤の前後バランスを整え、立ったとき・座ったときに股関節へ無駄な圧迫がかからない姿勢調整
股関節のねじれを解消し、歩行時の重心移動を滑らかにする施術
を実施。4週間目を迎える頃には、朝の股関節の固まり感や痛みはほぼ消失しました。
◇後期(5週間目以降/再発予防と正しい体の使い方の定着)
睡眠中やデスクワーク中に血流が途絶えない状態を維持し、症状の再発を防ぎました。
就寝前やデスクワークの合間にできる、股関節(腸腰筋)のセルフストレッチ指導
股関節に頼らず、お尻や体幹を使って正しく歩くためのフォーム調整
をお伝えし、毎朝すっきりと痛みのない状態で起き上がれる健康な体を取り戻しました。
治療回数/期間
治療回数: 5〜6回
期間: 約1か月
結果と予防
毎朝の股関節の痛みに悩まされていた30代男性の患者さんでしたが、腸腰筋へのアプローチと骨盤調整により、朝の起き上がりも痛むことなくスムーズに動作を行えるようになりました。
再発予防として
就寝前に行う、太もも前と股関節のセルフストレッチ
デスクワーク中に1時間に一度は立ち上がり、腰と股関節を伸ばす習慣
お風呂でしっかり湯船に浸かり、股関節周りを温める入浴法
をお伝えし、現在は朝の痛みを再発させることなく快適に過ごされています。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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