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首を動かすと腕がしびれる胸郭出口症候群

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首を動かすと腕がしびれる胸郭出口症候群

ご相談いただいた症状

・首を左に向けると右腕にしびれが出る。
・普段からデスクワークが多く、長時間同じ姿勢で仕事をしている。
・筋力トレーニングを定期的に行っており、首や肩周囲にも張りを感じていた。
・トレーニング後はストレッチなどのケアをほとんど行っていなかった。
・首を動かすだけで腕までしびれることが不安になり来院された。

原因

胸郭出口症候群とは?
胸郭出口症候群は、首から腕へ向かう神経や血管が、首から鎖骨周辺にある狭い部分で圧迫・刺激されることで、腕や手のしびれ、痛み、重だるさなどが現れる状態です。
特に関係するのが、首の前側にある斜角筋と、胸の前側にある小胸筋です。
これらの筋肉の周辺には、腕へ向かう神経や血管が通っています。そのため、筋肉の緊張や姿勢などによって周辺への負担が大きくなると、腕のしびれにつながることがあります。

今回の患者さんは、
・長時間のデスクワークで頭や肩が前方へ出やすい姿勢になっていたこと
・斜角筋に強い緊張がみられたこと
・小胸筋が硬くなり、肩が前方へ引っ張られやすくなっていたこと
・筋力トレーニングによる首・肩・胸周囲への負担が蓄積していたこと
・トレーニング後にストレッチなどのケアをほとんど行っていなかったこと
・肩甲骨や胸郭の動きが低下していたこと
が確認されました。

特に小胸筋と斜角筋の緊張が強く、首を左へ向けた際に右腕のしびれが誘発されていたことから、胸郭出口周辺で神経へ負担がかかっている状態を考え、胸郭出口症候群として施術を行いました。
ただし、腕のしびれは頚椎などが原因となる場合もあるため、症状の変化を確認しながら施術を進めました。

治療内容

初回〜3回目
初期は首を左へ向けると右腕のしびれがはっきりと出ていました。
斜角筋や小胸筋の緊張が強かったため、症状を悪化させないよう刺激量を調整しながら、首・肩・胸部・肩甲骨周囲を中心に施術しました。
特に、神経が通る周辺を強く刺激するのではなく、斜角筋や小胸筋などの緊張を少しずつ緩和し、肩甲骨と胸郭が動きやすい状態を作ることを意識しました。
初期はしびれが出やすかったため、最初の3回は3日に1回程度のペースで施術しました。
施術を重ねるにつれて、首を左へ向けた際にしびれが出始める角度が徐々に変化し、しびれの強さも軽減していきました。
また、トレーニングについては完全に中止するのではなく、しびれが出る種目や動作については一時的に負荷を落とすようお伝えしました。

4〜5回目
しびれの頻度と強さが軽減してきたため、治療頻度を週1回へ変更しました。
日常生活では右腕のしびれを感じることが少なくなりましたが、首を大きく左へ向けると軽いしびれが残っていました。
斜角筋・小胸筋へのアプローチを継続しながら、肩甲骨や胸郭の可動域を改善する施術を行いました。
また、トレーニング後のケア不足も再発につながると考え、
・小胸筋を中心とした胸のストレッチ
・広背筋のストレッチ
・肩甲骨を大きく動かすセルフケア
・長時間のデスクワーク後に首・肩を動かすこと
を指導しました。

6回目
首を左へ向けても、以前のような強いしびれはほとんど出なくなりました。
小胸筋や斜角筋の緊張も初回と比較して改善し、肩甲骨の動きも良くなっていました。
トレーニング後にストレッチを行う習慣もついてきたため、この段階では症状を取る施術から再発予防を目的とした施術へ移行しました。

7回目
首を左へ向けても右腕のしびれはみられなくなり、デスクワークやトレーニングでも症状が出ていないことを確認しました。
小胸筋・斜角筋の緊張や肩甲骨の動きも改善していたため、セルフケアを継続していただくことをお伝えし、施術を終了しました。

治療回数/期間

治療回数:7回
治療期間:約1か月半
治療頻度:最初の3回は3日に1回程度、その後は週1回
症状が出やすかった初期は施術間隔を短くし、しびれの改善に合わせて週1回へ変更しました。

結果と予防
7回の施術により、
・首を左に向けた際の右腕のしびれ
・斜角筋、小胸筋の強い緊張
・首や肩の張り
・肩甲骨や胸郭の動き
はいずれも改善しました。

今回の患者さんは、デスクワークによる長時間の同一姿勢に加えて、筋力トレーニングによる負担が重なっていました。
トレーニングそのものをやめるのではなく、運動量に合わせて身体の柔軟性を維持し、疲労を翌日に残しすぎないことも重要です。

再発予防として、
・トレーニング後に胸や背中のストレッチを行うこと
・小胸筋や肩周囲の柔軟性を維持すること
・デスクワーク中は定期的に姿勢を変えること
・肩甲骨を動かす時間を作ること
・しびれが出る動作やトレーニングを無理に繰り返さないこと
をお伝えしました。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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