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秋の大会前に野球肩で来院した高校球児が改善した症例

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秋の大会前に野球肩で来院した高校球児が改善した症例

ご相談いただいた症状

・高校野球部でピッチャーとしてプレーしていた。
・ボールを投げるたびに肩の前から外側へ痛みが出るようになった。
・遠投や全力投球になると痛みが強くなり、思い切り腕を振れなくなっていた。
・秋の大会が近く、できれば練習や試合を休まずに出場したいとのことで来院された。

原因

野球肩とは?
野球肩とは、投球動作を繰り返すことで肩関節や筋肉、腱へ負担が蓄積し、炎症や痛みが生じるスポーツ障害です。
肩だけが原因ではなく、肩甲骨や胸郭、股関節、体幹の動きが低下すると、その負担が肩へ集中しやすくなります。
今回の患者さんは、
・秋の大会に向けて投球数が増えていたこと
・肩甲骨の可動域が低下していたこと
・肩のインナーマッスル(肩関節を安定させる筋肉)の機能が低下していたこと
・広背筋や大胸筋の柔軟性が低下し、肩へ負担が集中していたこと
・股関節の可動域が低下し、下半身の力を十分に使えず肩だけで投げるフォームになっていたこと
が確認されました。
大会まで時間が限られていたため、まずは痛みをコントロールしながらプレーを継続できる状態を目標とし、その後、大会終了後に根本改善を行う方針としました。

治療内容

初回
肩周囲の炎症を抑えるため、痛みが出ている部位へ超音波治療を行いました。
その後、肩甲骨周囲・広背筋・大胸筋の筋緊張を改善するため手技療法を実施しました。
また、
・投球数を必要最小限にすること
・遠投練習を一時的に控えること
・練習後はアイシングを徹底すること
を指導し、大会まで肩への負担をできるだけ抑えるようにしました。

2〜4回目
超音波治療を継続しながら、肩甲骨の可動域改善と肩周囲の筋緊張を取り除く施術を行いました。
さらに、股関節や体幹を使った投球フォームについてもアドバイスし、肩への負担を軽減できるよう調整しました。
肩の痛みは徐々に軽減し、秋の大会では痛みを大きく悪化させることなく登板することができました。
試合後には多少の疲労感や違和感はあったものの、最後まで投げ切ることができ、ご本人も安心された様子でした。

5〜8回目
大会終了後は肩をしっかり休めながら、根本改善を目的とした施術へ移行しました。
超音波治療で炎症の回復を促しながら、肩甲骨・体幹・股関節の可動域改善とインナーマッスルの強化を行いました。
肩関節だけではなく、全身を使って投げられる身体づくりを行ったことで、投球時の痛みは徐々に消失しました。

9回目
肩の可動域、筋力ともに問題なく、全力投球でも痛みは認められませんでした。
再発予防としてウォーミングアップやセルフストレッチ、肩甲骨周囲のトレーニングを再確認し、施術を終了しました。

治療回数/期間

治療回数:9回
治療期間:約2か月
(大会前は週2回、その後は週1回)

結果と予防
大会前はプレーを継続できる状態まで痛みをコントロールし、無事に秋の大会へ出場することができました。
大会終了後は肩を休めながら根本改善を目的とした施術を行い、
・投球時の肩の痛み
・全力投球時の違和感
・肩周囲の筋緊張
・肩甲骨の可動域
はいずれも改善しました。

再発予防として、
・投球前後のストレッチを継続すること
・肩甲骨と股関節の柔軟性を維持すること
・インナーマッスルのトレーニングを続けること
・投球数を急激に増やさないこと
をお伝えしました。
野球肩は肩だけを治療しても再発することが少なくありません。
当院では、大会などの目標に合わせて施術計画を立て、競技を続けながらコンディションを整えるサポートと、大会終了後の根本改善の両方を大切にしています。
※投球後も強い痛みが続く場合や、安静時にも痛みがある場合は、腱板損傷や成長期特有の障害などが隠れている可能性もあるため、整形外科などの医療機関で検査を受けることをおすすめします。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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