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【腸脛靭帯炎】トライアスロンの膝痛を克服し2ヶ月で大会復帰

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【腸脛靭帯炎】トライアスロンの膝痛を克服し2ヶ月で大会復帰

ご相談いただいた症状

・トライアスロンの大会に向けてランニングやバイクの練習量を増やしていたところ、右膝の外側(大腿骨外側上顆の周辺)に、走るたびにズキズキとした鋭い痛みが走るようになった

・最初は10kmほど走ると痛みが出る程度だったが、徐々に3km未満でも激痛が走り、走るのを中断せざるを得ない状態になってしまった

・ランニングだけでなく、バイク(自転車)のペダリングで深く踏み込んだり、練習後に階段を降りたりするときにも膝の外側に引っかかるような痛みが響く

・2か月後に大事なトライアスロンの大会を控えており、「練習を完全に休んでいたら間に合わない」「でも走ると痛い」というジレンマと強い焦りを抱えて当院に来院された

原因

一般的に「ランナー膝」とも呼ばれる腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)は、太ももの外側を走る長い靭帯が、膝の曲げ伸ばしの際に骨の出っ張りと何度もこすれ合って炎症を起こすスポーツ障害です。特にトライアスロン選手の場合、「ランによる着地衝撃」に加え、「バイクのペダリングによる何千回もの膝の屈伸運動」が重なることで、靭帯の摩擦が限界を超えてしまったことが原因です。

今回の患者さんは

連日のハードな練習による、お尻の筋肉(大臀筋や大腿筋膜張筋)の極端な疲労・硬化(これにより、繋がっている腸脛靭帯がピンと張り詰めた弓の弦のようになっていた)

ペダリングや着地時に膝が外側に割れるような「O脚(内反膝)」気味のフォームのクセ

足裏のアーチが低下し、接地時に足元が内側に倒れ込むことで、膝の外側に余計な引っ張りストレスがかかり続けている状態
がみられ、靭帯が常にガチガチに突っ張ったまま骨と擦れ合い続けていることが、痛みを引かせない根本原因となっていました。

治療内容

2か月後の大会に最高の状態で出場するため、練習量をコントロール(一時的にランを制限し、プールでのスイムや痛みの出ない範囲でのバイクにシフト)してもらいながら、的確な徒手療法(骨格調整・筋膜リリース)をベースに、必要に応じて超音波治療を組み合わせる計画的なプログラムを実施しました。

初期(1〜2週間目/筋肉の突っ張り解除と、超音波による局所の消炎)
まずは腸脛靭帯にかかっている強いテンションを緩め、擦れ合っている部分の摩擦を止める施術を行いました。

腸脛靭帯を上から引っ張り上げている原因である、お尻(大腿筋膜張筋・大臀筋)や太もも外側(外側広筋)の徹底的な徒手による筋膜リリース

膝の外側のピンポイントな熱感・炎症を素早く引き算するため、必要に応じて超音波治療(音波の微細振動による消炎アプローチ)を局所に導入
を中心に施術。2週間が経過する頃には、階段を降りるときの引っかかり感や、日常生活での膝の違和感は完全に消失しました。

中期(3〜4週間目/骨盤・足元のゆがみ調整と、軽いランの再開)
膝外側の直接的な圧痛(押したときの痛み)が引いてきた段階で、走っても擦れ合わない体を作るためのアプローチへ。

ペダリングや着地時に膝がまっすぐスムーズに曲がるよう、股関節のねじれと骨盤のアライメント(並び)を整える骨格調整

足元のブレからくる靭帯の突っ張りを防ぐため、足首(足根骨)のバランス調整
を並行。この段階で、平坦なロードでの短い距離(3〜5km)の軽いジョギングから練習を段階的に再開してもらいました。

後期(5週間目〜大会直前/負荷テストとパフォーマンスアップ)
ロングランやバイクの強度の高い練習をこなしても、膝の外側に痛みがぶり返さない状態を定着させました。

実際のランニング・バイク時のフォームをチェックし、お尻の筋肉を正しく使って衝撃を吸収する全身の連動性リハビリ

練習強度が上がってもセルフケアで疲労を抜けるよう、大腿筋膜張筋のフォームローラー(ストレッチ)指導
大会3週間前には、目標とする距離を全力で走っても、バイクからランへの切り替えを行っても、右膝外側の痛みは1ミリも出なくなりました。

治療回数/期間

治療回数: 6回

期間: 約1か月半(初期は週1〜2回、後半は状態のチェックを含め2週に1回ペース)

結果と予防
2か月後の大会に間に合うか瀬戸際の状態でしたが、お尻の硬化を徹底的に取り除く徒手アプローチと、必要なタイミングでの的確な超音波治療により、約1か月半で痛みのない健康な体を取り戻しました。その後、無事にトライアスロン大会に出場。膝の痛みを一切気にすることなく、目標としていたタイムで見事完走を果たされました。

再発予防として

練習前後に必ず行う、お尻の外側(大腿筋膜張筋)と太ももの念入りなセルフストレッチ

バイクのペダリング時に膝が外に開かない(ニーイン・タウアウトを意識した)正しいフォームの継続

長距離を走っても足元が潰れないための、足裏アーチ(内在筋)のエクササイズ
これらを練習日課に組み込んでいただくことで、現在は次の大会に向けて再発なく元気にトレーニングを続けられています。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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