育児による親指の痛み(腱鞘炎)
ご相談いただいた症状
・赤ちゃんの首を支えて抱っこするとき、右手の親指の付け根から手首にかけてズキッと痛む
・フライパンを持つ、雑巾を絞る、ペットボトルのキャップを開けるといった日常の家事で激痛が走る
・痛む部分が少し腫れていて、熱をもっている感じがする
・手首を小指側に曲げると、引っ張られるように強く痛む
原因
今回の患者さんは
・出産後のホルモンバランスの影響(腱鞘が肥厚しやすい時期)
・毎日の育児・家事による、親指を酷使する動作の繰り返し
・前腕(肘から手首にかけての筋肉)のガチガチな硬化
がみられ、親指を動かす筋肉の腱と、それを包む鞘(腱鞘)のあいだで強い摩擦が起き、激しい炎症と痛みを引き起こしている状態(ドゥケルバン病)と考えられました。
治療内容
初回
手首の炎症の強さを確認し、痛む手首そのものは触らず、
親指を引っ張っている前腕の筋肉(短拇指伸筋・長拇指外転筋)の徹底的な柔軟化
家事のクセで巻き肩になっている、肩関節や肩甲骨まわりの連動性の調整
を中心に施術を行いました。手首に繋がる筋肉の突っ張りが緩んだことで、施術直後から親指を曲げたときの痛みが半分以下に軽減しました。
2〜5回目
手首の腫れと熱感が引き、物を持ち上げる際の鋭い痛みが減少。抱っこ時の手の角度を工夫してもらいながら、前腕から上腕、肩にかけてのラインのねじれを整える施術を継続。
6〜8回目
家事や抱っこを普段通り行っても、手首に痛みが走らなくなりました。親指の引っかかり感もなくなり、ストレスなく日常生活を送れるようになりました。
治療回数/期間
治療回数: 8回
治療期間: 約2か月(週1回)
結果と予防
手首を動かすたびにつらかった腱鞘炎の症状は根本から改善し、育児や家事をスムーズに行える状態となりました。
再発予防として、手の使いすぎを防ぐための肘・前腕のセルフマッサージと、手首だけに負担をかけない、脇を締めた状態での抱き方のコツをお伝えしました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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