歯科治療に伴う頸肩部周囲の疼痛
ご相談いただいた症状
・歯科治療後から続く首から肩にかけての重い痛み。
・首を左右に回す動作や、下を向く動作で痛みが強まる。
・顎関節周辺の違和感、および軽度の緊張型頭痛。
・歯科医院にて継続的な歯の治療(抜歯や長時間の開口を伴う処置)を受けている。
原因
歯科治療における長時間の開口保持や、頭部を後屈させた固定姿勢により、頸部周囲の筋肉に過度な負担がかかったことが主な要因と考えられます。
今回の患者さんは、
後頭下筋群および胸鎖乳突筋の顕著な緊張
頸椎の可動域制限(特に回旋・側屈)
食いしばりによる咬筋・側頭筋の過緊張
がみられ、顎関節の緊張が連鎖的に首・肩の筋膜ラインへ波及し、慢性的な筋緊張を引き起こしている状態と考えられました。
治療内容
初期(マッサージ・手技療法)
頻度:週1回、約3週間
頸部から肩甲骨周囲にかけての筋緊張を緩和する手技を行いました。施術直後は「軽くなった」との反応があるものの、数日後には元の硬さに戻ってしまう状態でした。
中期(鍼治療)
頻度:週1回、約1か月
深層筋(後頭下筋群や斜角筋)および咬筋に対して鍼治療を実施。
初期より深部の筋弛緩が得られ、頭痛の頻度は減少。
しかし、歯科治療の通院が継続しているため、治療後に再び緊張が強まるという一進一退の状態が続きました。
後期(超音波療法との併用)
物理療法として超音波療法を導入。手技では届きにくい深部の組織へ温熱刺激を与え、微細振動により血流を促進させました。
施術を重ねるごとに、効果の持続時間が延長。
歯科治療後のリカバリーが早まり、日常生活での張り感が劇的に改善しました。
治療回数/期間
治療回数:3回
治療期間:約1か月(週1回)
経過
首・肩の可動域が正常に戻り、歯科通院当日でも以前のような強い痛みが出なくなりました。仕事中の集中力も回復し、日常生活でのストレスが大幅に軽減されました。
再発予防として
セルフマッサージ:咬筋(顎の横)のセルフケア。
姿勢指導:歯科治療中の緊張をリセットするためのストレッチを指導しました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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