起立性調整障害
ご相談いただいた症状
・立ち上がるとめまいやふらつきが出る
・朝なかなか起きられない、午前中に調子が悪い
・立ちくらみや動悸がある
・頭痛、倦怠感、集中力の低下
・長時間立っていると気分が悪くなる
・学校や外出前になると体調が悪化する
原因
今回の方は、自律神経のバランスが乱れたことにより、
体位変換(寝る→立つ)時の血圧や心拍数の調整がうまくいかなくなっている状態でした。
特に、
・成長期による自律神経の未成熟
・生活リズムの乱れ(睡眠不足・夜更かし)
・精神的ストレス
・運動不足による循環機能の低下
などが重なり、脳への血流が一時的に不足しやすくなったことが主な要因と考えられました。
その結果、立ち上がり時の不調や、午前中の強い倦怠感が出現していました。
治療内容
まずは生活習慣や体調の波を丁寧に確認し、
自律神経への負担となっている要因を評価しました。
身体的な緊張を緩め、自律神経の安定を目的に、
・首・肩・背中
・胸郭周囲
・腹部
・骨盤周囲
に対してソフトな手技療法を中心にアプローチしました。
強い刺激は避け、リラックスを促す施術を行いました。
また、呼吸が浅くなっていたため、
呼吸のしやすさを高める調整も併せて行いました。
必要に応じて温熱療法や鍼灸治療も併せて治療を行いまいた。
経過
施術を重ねるごとに身体の緊張が和らぎ、
立ち上がり時のふらつきや動悸が徐々に軽減。
朝の目覚めが少しずつ改善し、
午前中の倦怠感が軽くなっていきました。
日による体調の波は残るものの、
「調子の良い時間帯」が増えてきたとの変化が見られました。
治療回数/期間
治療回数:週1〜2回 × 約3ヶ月
継続的なケアにより、
・立ちくらみやめまいの軽減
・朝起きやすくなった
・日中の活動時間の増加
・体調不良による不安感の軽減
といった変化が見られました。
再発・悪化予防として
・規則正しい睡眠リズムを整える
・起床時は急に立ち上がらず、段階的に動く
・こまめな水分・塩分補給
・軽い運動やストレッチの習慣化
・体調が悪い日は無理をしない
といった点をお伝えし、
自律神経に負担をかけすぎない生活リズム作りを
日常生活の中で意識していただくよう指導しました。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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