喉の詰まり(咽喉頭異常感症)
ご相談いただいた症状
・喉につっかえたような違和感が続く
・飲み込みは問題ないが、詰まった感覚だけ残る
原因
西洋医学では、喉に実際の異物がないにもかかわらず詰まったように感じる症状を
「咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)」 と呼びます。
ストレスや自律神経の乱れによって、
・咽頭周囲の筋肉の過緊張
・喉の知覚過敏
・首肩こりによる血流低下
などが起こり、その結果“喉が詰まっているように感じる”症状が出るとされています。
一方東洋医学では、喉に梅の種(梅核)が詰まっているように感じることから「梅核気(ばいかくき)」 と呼びます。
背景には、
🔸肝気鬱結(かんきうっけつ)
=ストレスにより「肝の気」が滞り、呼吸・気の巡り・情緒調節の働きが落ちる状態が関係していると考えられます。
この状態になると、
・喉の違和感
・首肩こり
・胸のつかえ
・呼吸の浅さ
などが現れやすく、今回の患者さんもこのパターンに当てはまっていました。
治療内容
初回:
首まわりの筋肉の緊張を取り除く目的でマッサージを実施。
施術後、喉のつっかえ感は 10 → 3 に軽減。
2回目:
数日で症状が 3 → 8 に戻ったため、
ストレスと自律神経の乱れを整える目的で、鍼施術 を実施。
施術後、違和感は 8 → 1〜2 まで改善。
3回目:
喉の詰まり感はほぼ消失。
以降は週1回のメンテナンスで安定した状態を維持。
治療回数/期間
治療回数:3回 治療期間:約2週間
喉のつっかえ感は早期に改善し、日常生活でも気にならない状態に回復。
再発予防として、
・首肩ストレッチ
・深呼吸(横隔膜・迷走神経刺激)
・ストレスケア
を指導し、自律神経の安定を図っています。
そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
「こんな症状でも診てもらえますか?」と
お気軽にお問合せください。