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サッカーでシュートを打つと太ももの前が痛くなる症例

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サッカーでシュートを打つと太ももの前が痛くなる症例

ご相談いただいた症状

・中学3年生の男子サッカー部員。
・2週間ほど前から右太ももの前に痛みを感じるようになった。
・転倒や接触など、はっきりと痛めた瞬間はなかった。
・シュート練習の本数が増えた頃から徐々に症状が出てきた。
・最初は練習後に右太もも前面が張る程度だった。
・そのまま練習を続けていると、強くボールを蹴った瞬間にも痛みが出るようになった。
・特にロングシュートや強いインステップキックで痛みが強い。
・短いパスではほとんど痛みはない。
・ジョギングや通常の歩行も問題なくできる。
・ダッシュでは軽い張りを感じることがある。
・試合が控えていたため、サッカーを続けながら復帰したいとのことで来院された。

原因

サッカーのキック動作と太もも前面への負担
サッカーでボールを強く蹴る際には、股関節や膝を大きく動かします。
特にインステップキックやロングキックでは、太ももの前にある大腿四頭筋などが強く働きます。

シュート練習を繰り返すことで、
・大腿前面
・股関節前面
・臀部
・骨盤周囲
などに負担が蓄積することがあります。

今回の選手は、
・明確に痛めた瞬間がない
・シュート練習が増えてから徐々に痛くなった
・歩行やジョギングではほぼ問題ない
・短いパスでは痛くない
・強いシュートになると痛い
という特徴がありました。

身体の状態を確認すると、
・右大腿前面の筋緊張
・大腿四頭筋周囲の圧痛
・股関節前面の硬さ
・股関節の動きの左右差
・強くキックする動作での右太もも前面の痛み
がみられました。

一方で、強い腫れや広範囲の皮下出血はなく、歩行にも問題はありませんでした。
今回は明確な受傷機転を伴う肉離れというより、キック動作の繰り返しによって右太もも前面へ負担が蓄積している可能性を考え、練習内容を調整しながら施術を行いました。

治療内容

1回目
初回来院時は歩行や軽いジョギングでは痛みはありませんでした。
短いパスを想定した軽いキック動作でも大きな問題はありませんでしたが、強く脚を振り抜く動作では右太もも前面に痛みが出ました。
右大腿前面には強い張りと圧痛がみられました。

今回は右太もも前面へ超音波を行い、
・大腿前面
・股関節周囲
・臀部
を中心に手技療法を行いました。

サッカー自体を完全に休む必要はないと判断しましたが、ロングキックや全力のシュート練習はいったん中止してもらいました。
短いパスや痛みの出ない範囲でのジョギング、基礎練習については継続してもらいました。

2回目
初回から5日後に来院。
普段の練習では痛みはほとんどなく、短いパスも問題なく行えていました。
ダッシュ時に感じていた張りも軽減していました。
一方、練習中に一度強めのボールを蹴ったところ、右太もも前面に軽い痛みが出たとのことでした。
そのため、まだ全力シュートには戻さず、超音波と手技療法を継続しました。
施術後の状態を確認し、短いパスから少しずつ距離を伸ばしたキックを開始することにしました。

3回目
2回目から約1週間後に来院。
短いパスだけでなく、中距離程度のキックでも痛みは出なくなっていました。
70〜80%程度の力でロングキックを行っても問題ありませんでした。
ただし、全力でシュートを打つことには本人もまだ不安がありました。
身体の状態を確認すると、大腿前面の圧痛や緊張は初回より大きく軽減していました。

超音波と手技療法を行い、その後は、
・中距離のキック
・ロングキック
・力を抑えたシュート
と段階的に強度を上げてもらいました。
練習中だけでなく、練習終了後や翌日に痛みが戻らないかも確認するよう伝えました。

4回目
3回目から約10日後に来院。
ロングキックは通常通り行えており、全力に近いシュート練習にも復帰していました。
インステップで強くボールを蹴っても右太もも前面に痛みはなく、練習後や翌日にも症状は出ていませんでした。
ダッシュや切り返しも問題なく、通常のサッカー練習へ戻れていました。
実際にキック動作を確認しても症状がなかったため、4回目で今回の右太もも痛に対する定期的な施術を終了しました。

治療回数/期間

治療回数:4回
治療期間:約3週間
通院頻度:初回→5日後→約1週間後→約10日後

今回の競技復帰は、
シュート練習を繰り返すと右太もも前面が痛む
↓
全力シュート・ロングキックを一時中止
↓
短いパス・痛みのない基礎練習は継続
↓
中距離のキックを再開
↓
70〜80%程度のロングキック
↓
力を抑えたシュート
↓
全力に近いシュート
↓
練習後・翌日にも症状がないことを確認
↓
通常練習へ復帰

という流れで進めました。

結果と再発予防
今回の選手は、転倒や接触などで急に痛めたのではなく、シュート練習を繰り返しているうちに右太ももの前が徐々に痛くなったことが特徴でした。
日常生活やジョギングでは問題がなかったため、サッカーをすべて中止するのではなく、症状が出る強いキックだけを一時的に制限しました。

約3週間・4回の施術で、
・ジョギングで痛みなし
・短いパスで痛みなし
・ロングキックで痛みなし
・ダッシュで痛みなし
・全力に近いシュートで痛みなし
・練習翌日にも症状なし
となり、通常練習へ復帰しました。

再発予防として、
・いきなりシュート本数を増やさない
・練習前に股関節や太ももを十分に動かす
・太もも前面に張りが強い日はキック量を調整する
・疲労した状態で全力シュートを繰り返さない
・太ももだけでなく臀部や股関節周囲もトレーニングする
ことをお伝えしました。

そのほかのお悩みへの改善例も多数ございます。
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